5月24日『ZST.46』で、ZST本戦に初参戦する高橋弘。なんと、その試合がいきなりウエルター級のベルトを持つ王者・濱岸正幸とのタイトルマッチに。この試合に大抜擢された強運の持ち主、高橋の心境とはいったい?
──高橋選手は、SWAT!で総合デビューだと思いますが、本戦は初出場ですよね?
高橋 そうなんですよ。いきなりチャンピオンシップというのは、驚きましたが、でも、タイトルマッチって誰もが経験できることではないので、二つ返事で受けさせていただきました!
──ZST初参戦でベルトを獲ったら、ある意味伝説になりますもんね。
高橋 もう、これは、むちゃくちゃデカいですよ(笑)。
──ところで、近年DEEPを主戦場にしている高橋選手ですが、そもそも格闘技のキャリアは何からスタートしたんですか?
高橋 本当に最初にやったのは、18歳のときにはじめたフルコンタクト空手ですね。といっても、週一回の趣味程度で。あとは、パワーリフティグのジムにも通ってました。ただ、20歳の頃にフルコンタクト空手の道場がなくなったんですよ。その後、結婚を機に「新しく何かやりたいな」と思ってジムを探したときに出会ったのが、蒼天塾だったという感じです。
──蒼天塾というと、倉岡幸平選手と同じジムですよね?
高橋 はい、道場は同じですけど、倉岡先輩は横浜道場でボクは小田原道場ですね。だから、本格的に総合格闘技という競技をはじめたのは22歳で。ちょうど子どもが産まれた頃だったので、今年で6年目くらいです。
──お子さんの年齢が、そのまま格闘技歴になる、と(笑)。
高橋 でも、じつはボク、総合格闘技というのは全然知らなかったんですよ。そもそも組み技というのがイヤで(笑)。もともと打撃が好きでフルコンタクト空手をやってたんですけど、逆にいまは組技にハマって凄く好きになってしまって。両方楽しい、というか総合が好きになりましたね。
──そこからは、実際の試合も見るようになったりも?
高橋 先輩が出ているDEEPやパンクラスとかによく行きますけど、けっこういろんな団体に足を運んでいますね。
──そんな高橋選手ですが、今回初参戦となるZSTに対してはどんなイメージがありました?
高橋 やっぱりZSTルールに象徴されていますど、以前はパウンドがなかったり、クローズドガードが禁止で動き続けなきゃいけなかったり。だから、寝技の強いグラップラーがたくさんいる団体というイメージです。
──そういうリングで、今回はタイトルマッチを闘うわけですが、対戦相手となる濱岸選手の印象をお願いします!
高橋 あ、でもボク、SWAT!に初めて出たときに濱岸選手と闘っているんですよ。デビューしたばかりで、ワケもわからずアームロックで負けたんですけど(笑)。だから、組み技が強かった印象がありますね。あと、ほかの会場でお会いして話したこともあるんですけど、凄くいい人だなあって。
──その「いい人」って、濱岸選手も高橋選手に対してまったく同じ感想を言われてました(笑)。そういう相手と試合をするのはどういう心境ですか?
高橋 ボクは試合になれば全然関係ないですね(キッパリ)。
──またしても、濱岸選手と同じ感想!
高橋 試合が終われば普通ですけど、そりゃ試合中はバチバチにいきますよ。やっぱり今回は、濱岸選手の得意なグラウンドになるべく持ち込ませないようにして、打撃で勝負したいと思ってますからね。
──しかし、ネックになるのはやはり5分5ラウンドということでしょうか。
高橋 そうなんですよねえ。もちろん練習は5分5ラウンドを想定してやっていますけど、やっぱり未知の世界なので。これまでは延長を入れてもせいぜい3ラウンドでしたし。だから、そこは根性ですね。根性しかないと思います!
──では最後に、試合に向けての意気込みをお願いします!
高橋 やっぱり、こうやってチャンスをいただき、今回は本当に運がよかったと思ってて。その運を味方につけて、しっかりとタイトルをいただこうと思っています! そして、これからどんどんZSTにも参戦したいですからね。いまは、目の前のタイトルを獲ることに集中してますけど、防衛戦も見据えて、バチっといきますよ!
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