'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

竿本が加マークを下し、第4代ZSTフライ級王者に!「ZST.60」大会レポート!
2018/05/16

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▼メインイベント 第10試合
 第4代ZSTフライ級王者決定戦 ZSTタイトルマッチルール 5分3R

○竿本樹生(BRAVE GYM)
判定3−0
●加マーク納(総合格闘技道場コブラ会/GLADIATORフライ級王者)
※竿本が新王者に

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 1R、パンチでの探り合いの中、竿本がスーパーマンパンチのフェイントからタックルを決めてテイクダウンする。加マークは上体を起こして抑え込む竿本へパンチを連打するが、後頭部への打撃が多く注意を受ける。再開後、パンチの打ち合いから加マークが右ハイキックを竿本の頭部にかすめさせる。

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前進して左右フックを放つ竿本だが、加マークの足払いで転倒させられた。

 2Rが始まってすぐにタックルを成功させた竿本。しかし、加マークは下から竿本の片腕を固めて細かくパンチを打つ。竿本がパウンドを打っていくと加マークはグラウンド状態で蹴り上げを繰り出してしまい、減点1が与えられた。

 3R、加マークが手数を増やして打撃で攻めると竿本はタックルでテイクダウン。それでも立ち上がる加マークを寝かせに行く竿本。加マークが離れようとすると首を抱え込む。一度は離れたが竿本はすぐにタックルへ。加マークを持ち上げてテイクダウンしようとするもこれはブレイクに。なおもタックルに行く竿本は、抵抗する加マークをバックドロップのような形でテイクダウンする。

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加マークもすぐに起き上がるが竿本が抑え込んで試合終了。

 終始試合をコントロールしていた竿本が判定3−0で勝利を収め、第4代ZSTフライ級王者に輝いた。

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涙も見せた竿本はマイクを持ち、「応援ありがとうございました。加マーク選手、またいつか機会があれば練習お願いします。僕は3年前に和歌山県から来て、埼玉・東京のBRAVEで内弟子としてやってきて、本当は20歳までにベルトを巻く目標があったんですが、なんとか21で巻けてよかったです」と語った。

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▼セミファイナル 第9試合 ZSTルール フライ級 5分2ラウンド
○タイガー石井(Figniting Nexus/とらの子レスリングクラブ)
一本 2R 4分36秒 ※裸絞め
●佐々木亮太(蒼天塾 あざみ野道場)

 キャリア20年を誇る大ベテランの石井がZSTに参戦。

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 1R、石井のローに佐々木がタックルを合わせてテイクダウンを奪うが、石井は下から腕十字、アームロックと攻め、さらに横三角絞めに捕らえて上下を入れ替える。両者が相手の頭を両足で挟んだ状態になった。起き上がろうとした佐々木に石井はアームロック。佐々木はこれを外すとバックを奪うが石井は立ち上がる。蹴る石井を再びテイクダウンした佐々木。上下で殴り合って1Rを終えた。

 2Rも佐々木がテイクダウンを奪うが、石井がアームロックで上下を入れ替えてバックを奪う。向き合った佐々木は上を奪い返すが、石井は攻撃の手を休めず下からも積極的に仕掛けていく。ブレイクになってスタンドに戻ると、石井が左ミドルキックとパンチ。佐々木はテイクダウンしてバックを奪うが、またも石井が下から腕十字を仕掛ける。
 

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これが極まらないと見るやバックを奪いにいき、最後は裸絞めで仕留めた。試合時間は残り24秒だった。

 石井はマイクを持つと、「自分はNexusって団体から来たので対抗戦という形でやらせてもらいましたが、ZSTの選手、やられて悔しかったらNexusまで来て対抗戦をやりましょう」と、挑発した。

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▼第8試合 ZSTルール フェザー級 5分2R
○島村裕(総合格闘技宇留野道場)
一本 1R 2分12秒 ※アームロック(ローリングサンダー)
●小川将貴(ピロクテテス新潟)

 1R、島村は右へ回りこみながらジャブとローキックを放ち、組み付いてきた小川を逆にテイクダウンする。

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 小川が上を奪い返そうと起き上がったところで島村のオモプラッタで回転して上になる必殺技・ローリングサンダーが炸裂。衝撃的な幕切れとなった。

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 まさに“ローリングサンダー”のムーブで見事な勝利を収めた島村は、「前回ZSTに復帰して負けちゃったんですが、もう一回フェザーでチャンピオンを目指したいので頑張ります」と、再び王座へ向かって突き進むとマイクで宣言した。

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▼第7試合 ZSTルール ライト級 5分2R
○マックス・ザ・ボディ(BRAVE GYM)
判定2−0
●ベン・ブッカン(T・GRIP・TOKYO)

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 外国人対決(ただし両者とも日本在住)はマックスのパワフルなパンチから迫力満点のテイクダウンからスタート。ベンはフロントチョークに捕らえるがマックスは首を抜き、しっかり抑え込みながらパンチを打っていく。ブレイク後、ベンのパンチをかわしたマックスがテイクダウン。しかし、ベンが脇を潜ってバックを奪うことに成功し、チョークの体勢に。マックスはブリッジしながら背後にパンチを打ってこのピンチをしのいだ。

 2R、足払いでベンを転倒させたマックスだが、組み付いたところでベンがフロントチョーク。首を引き抜いたマックスが上になり、抑え込みながらパウンドを打っていく。マックスがバックマウントになったところでローリングし、ベンが上になるとマックスはホールディングでパウンドを防ぐ。

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残り時間1分でマックスがアームロックから上を奪い返し、パウンドを打つ。

 判定2−0でマックスが接戦を制した。

▼第6試合 ZSTルール ストロー級 5分2R
○児玉勇也(トイカツ道場/とらの子レスリングクラブ)
判定3−0
●石綱テツオ(ISHITSUNA MMA)

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 1R、序盤からパンチの打ち合いとなり、児玉がバックハンドブローを繰り出したところで石綱がバックを奪う。離れると児玉が左右フックの突進からテイクダウンを奪うが、2度とも石綱がチョークで応戦。1分切ったところで石綱は腕十字に切り替えるが、児玉は持ち上げてスラムで叩きつけ、逆に首を取りに行った。

 2Rもパンチの打ち合いから両者テイクダウンを狙う。児玉がテイクダウンを奪い、石綱は下からのニンジャチョークを仕掛ける。児玉はその仕掛けを潰すと上から抑え込み、強いパウンドを単発ながら打ち込んでいく。

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ラスト30秒で身体を起こした石綱がテイクダウンを奪い返そうとするが、児玉が防いで試合終了。児玉が判定勝ちした。

▼第5試合 ZSTルール フライ級 5分2R
○田村淳(拳心会)
TKO 1R 40秒 ※パンチ連打→レフェリーストップ
●ジョン・ウォンニ(韓国/SSEN GYM)

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 1R、ストライカー同士の試合は田村が飛び込んでのパンチ連打で先制。これを繰り返した田村が左三日月蹴りをヒットさせ、怯んだジョンへ倒れるまでパンチを連打。ジョンがうつ伏せになるまで殴り続けた田村がレフェリーストップで秒殺TKO勝ちした。

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▼第4試合 ZSTルール フェザー級 5分2R
○加藤貴大(BRAVE GYM)
判定3−0
●木下尚祐(和術慧舟会GODS)

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 1R、テイクダウンを狙いに行った木下だが、加藤のヒザ蹴りが下腹部に入って試合は一時中断。再開後、タックルに来た加藤をフロントチョークに捕らえた木下。加藤はこれから逃れるとポジションを整え、木下が立ち上がってもバックから離れず再び寝技に持ち込む。バックマウントからパンチを連打した加藤が優勢に1Rを終えた。

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 2R、テイクダウンに来た木下を逆に加藤がテイクダウン。またもバックを奪った加藤が木下を逃さず機を見てパンチを打ち込む。3分が経過したところで木下が上を奪い返し、立ち上がろうとした加藤をフロントチョークに捕らえたがこれは逆転の一手にならず。最後にタックルでテイクダウンした加藤に、木下がフロントチョークを仕掛けたが時間切れ。加藤の判定勝ちとなった。

▼第3試合 ZSTルール フライ級 5分2R
○小林優(パラエストラ吉祥寺)
一本 1R 51秒 ※裸絞め
●望月卓弥(SUBMIT MMA)

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 1R、蹴りで攻める小林を望月がタックルでテイクダウン。しかし、すぐに小林がローリングして上を奪い、バックにつくと裸絞め。これがガッチリと極まり、望月を失神させて小林が鮮やかな秒殺一本勝ちを収めた。

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▼第2試合 ZSTルール フライ級 5分2R
○駒杵嵩大(クレイジーアーマメント)
一本 1R 43秒 ※肩固め
●中島康輔(HIDE’S KICK!)

 中島はSWAT!!からの本戦デビュー。対する駒杵は元柔道全日本強化選手で、同じくSWAT!!から上がってきた。期待の新鋭対決。

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 1R、いきなり中島の左ストレートがクリーンヒットし、駒杵は腰から崩れ落ちてダウン。すかさずバックを奪ってチョークに行った中島だが、駒杵は向かい合うと組んだまま起き上がり、逆に肩固めを極めてそのまま上になる。中島を失神に追い込み、駒杵が逆転の一本勝ちを飾った。

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▼第1試合 GTルール バンタム級 5分2R
△若林康浩(SAI-GYM)
ドロー ※時間切れ
△上田直毅(パラエストラ東京)

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「ZST.60」のオープニングを飾るのはGTルールによるグラップラー対決。1R、若林は走ったり、飛び跳ねたりとトリッキーな動きを見せる。残り30秒近くになって若林が投げを打ち、足関節技を狙ったが上田はすぐに脱出。

 2R、互いに引き込みを見せるがグラウンドの攻防にはならない展開が続いたが、若林が引き込むと上田が上から抑え込み、マウントポジションに。上田は三角絞め、最後に腕十字を仕掛けたが時間切れ。ドローとなった。

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