'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

【9.10ディファ有明】平「レスリング王者相手でも投げる」上田「国際戦でプロの試合をする」
2017/08/21

9月10日(日)東京・ディファ有明で開催される『ZST.57』の記者会見が8月19日(土)東京・新宿のGENスポーツパレス・メディアセンターにて行われ、第2代ZSTライト級王者・平信一(綱島柔術)と上田貴央(パラエストラTB/GENスポーツアカデミー)が出席した。

 既報の通り、平はシアワン・アブザバディ(イラン/T-BLOOD)と無差別級で対戦する。昨年11月に第2代ZSTライト級王者決定トーナメントを制覇し新王者に輝いた平はボブ・サップとの対戦をアピール。サップ戦を実現させるべく、“ロード・トゥ・サップ”と題して自ら無差別級での試合を要求する平に対し、今回、ZST運営委員会が用意したアブザバディは180cm、体重100kgの巨体を誇り(平は175cm、70kg)、イランではレスリングでタイトル獲得歴があるという。普段は茨城のT-BLOODでMMAの練習をし、現在、試合に向けて母国で特訓中であるためにこの日は欠席となった。

 投げ技に強いこだわりを持つことで知られる平は、意気込みを聞かれると「投げるだけ。以上」と一言。ロード・トゥ・サップ2戦目となった5月のマックス・ザ・ボディーとの一戦では圧勝したものの投げ技を見せられなかったことを猛省しており、「前回は投げられなかったので負けに等しい。今回は投げなきゃいけない。投げることが出来たら何を言ってもいいんじゃないかと思う。相手が気絶するまで投げたい」とレスリング王者相手に投げ技でのKO決着を狙うという。

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 相手については「情報がない」といい、「所属するジムでの練習は参考にならないのでジムにはあまり行かないようにしている。普通の練習をしていてもダメだと思うので山とか海で戦っている。相手は富士山レベルであって、僕は結構前に2回登っているのですでに勝っている。御殿場ルート(標高1440Mからスタートするこのルートは、吉田、富士宮、須走の3つのルートと比べて距離も標高差も群を抜く超難関コースであり、山頂まで約8時間半はかかる)で行って高山病になったが、日帰りで帰ってきた。海ではそんなに泳げないが、泳いできた」と具体的な練習内容を明かさず、謎の“平ワールド”全開で会見に集まった記者陣から笑いを誘っていた。年内にはサップ戦を実現させたいという平に対し、ZST・桔川淳一代表は「今回の投げ方次第では考えていきたい」とまさかの前向きな返答。

 また、自身が保持するライト級王座を狙い、5月大会で高橋弘から2RTKO勝ちした小金翔(フリー)が連続参戦(vs上田厚志)することについて、平は「誰にも負けない。いつでもやってやる。かかってこい。投げる!」と誰が相手でも問題ないと王者らしく貫禄あるコメントを残した。

 そして、今大会に出場する上田貴央は5月大会参戦が決定していたものの大会前日に急性ウィルス性胃腸炎を発症したことで欠場。今回の復帰戦では韓国のジョン・ウォンニ(SSEN GYM)と対戦する。ジョンはZSTに参戦経験のあるユン・ホヨンと同門であり、ジム内では血気盛んな特攻隊長的な存在だという。

 2月以来の試合となる上田は「前回大会で欠場して関係者の皆様に迷惑をおかけしたので今回は全部取り返してお釣りが出るぐらいの試合を見せるために練習に励んでいます」と好調をアピール。ウォンニについては「1試合だけ映像を見ましたがアグレッシブで荒い部分がむしろ強みになっているのかもしれません」と警戒しつつも「キャリアの浅い選手なので自分のキャリアとの差を見せたい」とした。

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 今回の試合に向けては「去年、今年と反省点があったので、去年は全体的な穴埋めを目標にしてきました。今年は長所を伸ばすためにブラジリアン柔術の練習時間を多く取るようにしたので関節技、絞め技で一本を取るところに意識をおいて練習してきました」といい、「今回それが発揮されればわかりやすい決着になるでしょう。僕の極め技で多いのはアームロックと腕十字。最近はバリエーションが増えて同じ技でも仕掛け方、入り方が多彩になって手応えを感じています。見たことのない入り方、そこからいっちゃうの?という入り方を見せたい」と一本勝ちに自信を見せる。

 初の国際戦については「わざわざ海外から来るので相手も生半可な気持ちではないと思います。僕も負けるわけにはいきません。僕にとって格闘技は生活の中心であり、趣味の延長戦でやっているのではないので、ちゃんとプロの試合を見せたい」と並々ならぬ意気込みを語った。ウォンニ戦をクリアー後には、「5月に対戦を予定していた竿本樹生選手と11月のZST記念大会で再戦したいと思います。同じ階級のチャンピオン(=伊藤盛一郎)がRIZINに行ってZSTフライ級が手薄だと思われたくありません。チャンピオンよりも上田の方が面白いと言われるような試合を見せたい」とした。

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<追加対戦カード>

▼ZSTルール ライト級 5分2R
小金 翔(フリー)
vs
上田厚志(総合格闘術骨法烏合會 矢野卓見道場)

下記リンクにて、大会概要・発表済みカードをご覧いただけます。
【ZST.57/SWAT!161大会概要】

「コロブロックpresents ZST.69 伊藤盛一郎VS浜本"キャット"雄大」煽りVTR

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