▼メインイベント/ZSTルール/無差別級/5分2R
○平 信一(綱島柔術/第二代ライト級王者)
判定3-0
●マックス・ザ・ボディー(カメルーン/BRAVE GYM)
昨年11月に第二代ライト級王者に輝いた平のロード・トゥ・サップ2戦目。「サップに似た選手を用意しろ」と平の要求を受けて、主催者が用意したのは“カメルーンの筋肉獣”マックス。
1R開始と同時に平が奇襲攻撃。マックスは両足タックルを冷静に合わせてテイクダウンすると即座にマウントポジションへ。うつ伏せになる平のバックに付いたマックスはじりじりとスリーパーを狙うが、平は何とか脱出。上を取った平はマックスをガッチリ抑え込みながらパウンドをこつこつ落としていく。
2R、打撃勝負のマックスに対し、両腕ブロックしながら組み付いた平はテイクダウンに成功。嫌がるマックスをサイドポジションから抑え込む平は再びパウンドで削っていく。一度はブリッジで体勢を変えたマックスがフロントチョークで反撃に出たが、平はすぐに首を抜いて脱出。平はマックスを抑え込みながらパウンドを落とし続けたところで終了。
判定勝ちした平はマイクを握ると「おい! RIZIN、まだ忘れてるぞ! ボブサップvs平、まだ待ってるんだぞ! そろそろ海外いっちゃうよ」と再びサップ戦をアピールした。
▼セミファイナル/ZSTルール/フライ級/5分2R
-上田貴央(パラエストラTB/GENスポーツアカデミー)
試合中止 ※上田が急性胃腸炎発症のため
-竿本樹生(BRAVE GYM)
試合が中止となり、リングに上がった竿本は「上田選手が体調不良で試合がなくなり悔しい気持ちでいっぱいです。上田選手を倒して9月か11月に伊藤(盛一郎)選手が持っているフライ級のベルトに挑戦したかったのですが、それも含めて悔しいです。次にいきなり伊藤選手と組んでもらってもいいので、いつでも出来る準備をしておきます」と王座挑戦をアピールした。
▼第7試合/ZSTルール/ライト級/5分2R
○小金 翔(フリー)
TKO 2R1分56秒 ※セコンドからタオル投入
●高橋 弘(パンクラスイズム横浜/蒼天塾)
ZST初参戦の小金を、ウェルター級タイトルに挑戦した戦績を持つストライカーの高橋が迎え撃った。
1Rはお互いに様子を伺う展開に。高橋はボディストレートを入れながらパンチを上下に散らし、右ローをこつこつ当てる。小金はじりじりとプレッシャーをかけ右ストレート。
2Rも小金が圧力をかけ、高橋がじっくりと様子をみる。強引に前に出る小金が右ストレートをクリーンヒットさせ、高橋に組み付くとテイクダウン。小金は高橋のバックに付いてスリーパーがガッチリ決まる。ここで高橋のセコンドがタオルを投入し、小金がTKO勝ちした。
▼第6試合/ZSTルール/バンタム級/5分2R
○坂巻魁斗(BRAVE GYM/元ZSTフライ級暫定王者)
判定3-0
●松下祐介(パラエストラTB)
1Rから坂巻が強打のワンツーで前に出る。松下は左ストレート、左ミドル。そして何度もタックルを仕掛けるが、坂巻はがぶってディフェンスしテイクダウンを許さない。
2R、打ち合いの中で坂巻が右ストレートをクリーンヒット。これで倒れない松下に組み付いた坂巻はテイクダウンに成功する。そのままバックに付いた坂巻はパウンドを落としつつスリーパーを狙ったが時間切れ。
判定勝ちした坂巻は「判定勝ちで僕らしくない試合をしてしまいました。ZSTフライ級タイトルマッチで負けてからバンタム級に階級を上げて、今は5連勝です。僕もチャンピオンと同じくZSTを上に持っていきたいのでRIZINを目指したいと思います。宮田先生がRIZINに出場していて、宮田先生の背中を追いかけるのは僕だと思うのでこのままRIZINを目指して勝ち進みます」とRIZIN参戦をアピール。また、「6月17日に沖縄でAKB総選挙があります。小嶋真子さんをできれば順位に入れたいので、お金が少しでも余っていたら『願いごとの持ち腐れ』というCDを買っていただいて小嶋真子さんに投票して下さい」と恒例のAKBネタで締めた。
▼伊藤&柏﨑&加藤あいさつ
フライ級王者・伊藤盛一郎、バンタム級王者・柏﨑剛、フェザー級王者・加藤惇の3王者がリングインし、観客に挨拶。
4月のRIZINで才賀紀左衛門に勝利した伊藤は「これからもRIZINでZSTのチャンピオンの強さを見せつけたい」といい、柏﨑は「昨年11月にZSTのチャンピオンとして皆さんに期待してもらったにも関わらず不甲斐ない結果になりました。その罪滅ぼしといっては何ですが、RIZINのバンタム級トーナメントに出ます。有名になるためではなく、ZSTを高みに持っていくため、強くなるために僕は出ます」とRIZIN参戦をアピール。そして、加藤は「来週修斗で試合をします。ZSTの顔としてチャンピオンとして負けられません。後がないと思って試合をするので応援よろしくお願いします」と修斗参戦を報告した。
▼第5試合/ZSTルール/フライ級/5分2R
△田村 淳(拳心會)
ドロー 判定0-0
△ユン・ホヨン(韓国/SSEN GYM)
1R、構えをスイッチしながら田村は左フック。ホヨンは積極的に打撃を出し、テイクダウンすると上になる。
2R、ホヨンが左フック、右ストレートと次々と当てていくと田村は劣勢に。追い込まれる場面もあった田村だが左ミドルを返す。蹴り足をキャッチしてテイクダウンしたホヨンは、寝た状態の田村の足に蹴り。スタンドに戻り、激しく打ち合うもお互いに決め手に欠けドローに終わった。
▼第4試合/ZSTルール/フェザー級/5分2R
○金井塚信之(リバーサルジム東京スタンドアウト)
一本 1R4分15秒
●平田真徳(ALLIANCE)
1R、左フック、左ハイを当てる金井塚がテイクダウンに成功。そして平田にパウンドを落としつつバックに付いてスリーパーを狙う。起き上がる平田をパウンドで追い込み、腕十字で鮮やかに一本勝ちした。
▼第3試合/ZSTルール/フェザー級/5分2R
○パク・ヘジン(韓国/SSEN GYM)
判定3-0
●浜松ヤマト(T・GRIP Tokyo)
1R、片足タックルでテイクダウンに成功した浜松はフロントチョークへ。首を抜いて脱出したヘジンはバックに付きながらオモプラッタを仕掛けたところでゴング。
2Rもテイクダウンに成功した浜松はフロントチョークを狙うが、ヘジンはまたしてもこれをクリアーするとバックについてスリーパーの体勢へ。これが極まらないとみるや腕十字にいくが、浜松は腕を抜いて脱出しパウンドで反撃。積極的に攻め続けたヘジンが判定勝ち。
▼第2試合/ZSTルール/フェザー級/5分2R
○花輪裕樹(RBアカデミー)
判定3-0
●川村 謙(リバーサルジム東京スタンドアウト)
1R、組み際の攻防でローブローをもらう花輪だが、試合再開後に川村をテイクダウンしバックからスリーパーを狙う。花輪が優勢にグラウンドコントロールする中、終了間際に川村は上のポジションを取り返した。
2R、打撃戦から川村の蹴り足を掴んだ花輪がテイクダウン。川村のバックに付いた花輪がスリーパーを狙うも極めきれず。判定で花輪が勝利した。
▼第1試合/ZSTルール/フライ級/5分2R
○有川 直毅(K-PLACE埼玉格闘技道場)
判定3-0
●榊原 徹(U-FILE CAMP登戸)
1R開始と同時に有川がパンチラッシュで榊原をダウン寸前にまで追い込む。そのまま榊原をテイクダウンした有川はパウンド連打で攻め続ける。
2Rも有川がスタンドで主導権を握る中、榊原のボディにヒザ蹴りをクリーンヒット。倒れ込む榊原に有川はパウンドで追撃するが、榊原は耐える。スタンドから再開後も、果敢に榊原は打ち合いに応戦。有川が判定勝ち。
▽SWAT!159
▼ZSTルール/フェザー級/5分2R
○寺本大輔(リバーサルジム横浜グランドスラム)
一本 1R3分52秒 ※腕ひしぎ十字固め
●小川将貴(ビロクテテス新潟)
1R、お互いに様子を伺うようにパンチを出し合う中、寺本が右フックをクリーンヒット。小川は組み付いてテイクダウンしたが、下の寺本は三角絞めから腕ひしぎを仕掛けて一本勝ちした。