11月3日(木・祝)東京・ディファ有明にて開催される『GRANDSLAM5 -WAY OF THE CAGE-』、11月27日(日)同所にて開催の『ZST.54 ~旗揚げ14周年記念大会~』の二連戦に臨むZSTフライ級王者・伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)が、10月31日(月)神奈川・横浜にある所属ジムにて公開練習を行った。
この過酷なスケジュールは、年末に開催されるRIZIN出場を狙ってのもの。「二連勝してRIZIN出場をアピールしたいと思っています」と伊藤は言う。
この日の公開練習では、同じく3日のGRANDSLAMで大澤茂樹とグラップリングマッチを行う所英男と、グラップリング&MMAのスパーリングを行い好調をアピールした伊藤。
3日のGRANDSLAMでは、修斗世界ランキング2位・内藤頌貴(パラエストラ松戸)とMMAルールで対戦する。「5分3Rですが、1Rで決着をつけてやろうと思っています。膠着するのは自分らしくないので、最初からノンストップでフィニッシュまで持っていきたい。ニンジャチョークもそうなんですが、まだ出していない必殺技がいっぱいあるのでそれを出したいです。立ち技でも寝技でもあります」と、完全決着に自信を見せる。
また、27日にGTルールで対戦する上田貴央(パラエストラTB/GSA)との一戦については「グラップリングの方でもまだ出したことのない技があります。MMAとはまた違った動きが出来ると思うのでよく見て欲しいと思います。こっちは5分2Rですが、ZSTの回転体の動きを見せたいので、1Rでそれを見せて2Rに仕留めたいと思います」と余裕を見せる。
パートナーを務めた所英男は、伊藤が高校生の時から交流があり、「彼が(グランドスラムに)入って来た時、また凄い子が入って来たなと思った記憶があります。猫やチーターのような動物的な動きを見せていて、投げても1回転して着地するんじゃないかと思うぐらい(笑)。僕が攻めているのに気付いたら極められていたこともしょっちゅうあります。スパーリングをやっていても見ていても面白い」と、伊藤のことを大絶賛。
所は年末に開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』で山本アーセンとの対戦が決まっており、「ずっと一緒に練習しているので、(伊藤と)RIZINの舞台に一緒に出られたら感慨深いですね。それが年末だったら最高です」と語った。
二連戦に臨む伊藤に対し、所は「僕の場合は大一番ですぐにコケてしまうので、それだけは気をつけて欲しい」とアドバイス。それを受けて伊藤は「僕はポカしないです」とコメントし、気を引き締めていた。
GRANDSLAMのケージの中で、ZSTフライ級王者は、どのような戦いを見せるのか。
11/3(木・祝)「GRANDSLAM5 – WAY OF THE CAGE -」
メインイベント(第8試合)
フライ級5分3ラウンド
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/ZSTフライ級王者)
vs
内藤頌貴(パラエストラ松戸/修斗世界ランキング2位)
※「GRANDSLAM5」の大会概要、詳細は、「GRANDSLAM」のHPをごらんください。