7月15日（金）、東京・広尾のCARPE DIEM広尾で、8月7日（日）新宿FACEで開催する『ZST.52』（昼大会）のグラップリング・タッグマッチに出場する宮田和幸（BRAVE GYM）、橋本知之（CARPE DIEM）の両選手が公開練習を行った。
まず二人はスパーリングで動きを披露。宮田が同ジムで指導をしており、普段から練習を共にすることもあって「お互いに生徒であり先生」（宮田）という両者。技を確認し合うように動き続け、最後に報道陣から得意技をリクエストされると、宮田はバックチョーク、橋本はヒールホールドを見せた。
今回、両者が対戦するのは宇野薫＆嶋田裕太組。宮田が意識するのは、やはり宇野だ。「同級生ということもあるし、意識はしますね。対戦としても注目されるだろうし。もちろん負けたくないというのもあるけど、試合として完成度の高い攻防を見せたい」と意気込む。
タッグマッチに関しては「タッグというとZSTというイメージはある。総合の試合だとどうしても勝ち負けが重要になってくるけど、打撃のないグラップリングだし、楽しんでやれると思う。リラックスして臨みたい」としつつも、フィニッシュについて聞かれると「やっぱり最後は自分が決めたい。橋本君には相手を疲れさせてもらって（笑）」とひと言。
とはいえ、パートナーの橋本を決して軽く見ているわけではない。自らの指導に生かす目的もあり柔術の練習を始めた宮田は橋本について、「柔術では日本のトップクラス。総合にない動きをするので、相手は戸惑うのでは。間違いなく新宿FACEのお客さんを魅了する動きができる。パートナーとして彼以上の選手はいない」と太鼓判を押す。
一方の橋本は「宇野選手はテレビで見ていた選手なので、対戦するのは楽しみ」と語り、嶋田に対しては「嶋田選手は柔術では有名だし、実績もある。対戦経験はないけど、以前は同じ階級だったし」と、やはり同世代で同じ柔術家であるだけに、嶋田を意識する言葉もあった。
宮田との練習については、「レスリングでは何もさせてもらえない。寝技も、道着を着てても強い」と話す。初となるタッグマッチについては「いつも個人競技で、勝っても負けても自分の責任だったけど、タッグなので自分が取られて足を引っ張らないようにしたい」と若干、大先輩に遠慮（？）している様子だったが、一方で「自分が取れるようだったら取りにもいきたい」と意欲も見せた。
プロのリングに上がるのは初めてとなる橋本だが、先に公開練習を行った嶋田が「有名になって、CDを買わなくてもアップアップガールズ（仮）と一緒に写真が撮れるようになりたい」と語ったような野望は何かあるかと尋ねられると、「特にはないんですけど、ちょっとモテたりしたらうれしい」と発言。横で宮田が「それはけっこうな野望だよ（笑）」とツッコむ一幕も。
「大会の目玉の一つとして、お客さんが静かにならないように、動き回ってキメッキメの試合をしたい」と、エキサイティングな攻防を約束した宮田。「グラップリングでは負ける感じがしない。総合は若い選手も出てきているけど、僕ら世代がまだ一番強い」と自信を覗かせた。
8月7日の新宿は、宮田と橋本のキメッキメな戦いに期待が高まる！
【～FIGHTING NETWORK ZST～ ZST.52】
GT（グラップリング）タッグマッチ計135kg以下契約（15分3本勝負）
宇野薫（UNO DOJO） ＆ 嶋田裕太（NEXUSENSE）
vs
宮田和幸（BRAVE GYM） ＆ 橋本知之（CARPE DIEM）
（選手のケガ等により、対戦カードが変更となる場合があります）
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