'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

【ZST.50/ZST.51】一夜明け会見!「RIZINでZST王者の強さを見せたい」(伊藤)「年内にはフェザー級のベルトもほしい」(柏﨑)
2016/04/19

4月18日(月)、東京都・GENスポーツパレスメディアセンターにて、昼夜興行「ZST.50」「ZST.51」の一夜明け会見が行なわれた。

多数の観客が来場し、激闘が続出した今回の昼夜興行。ZST実行委員会・上原譲は「同日に名古屋で行なわれたRIZINさんにも負けない熱い試合が続いたと思っています」と大会を総括した。

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会見には「ZST.50」で坂巻魁斗をニンジャチョークで下し、フライ級王座統一を果たした伊藤盛一郎と、「ZST.51」で上田貴央から戦慄のTKO勝利を収めた現バンタム級王者の柏﨑剛が登壇。若き王者として、それぞれメインを締めくくった二人は、以下のように試合を振り返った。

■伊藤
「昨日は50回目の記念すべき大会でしたし、何よりケガからの復帰という大事な試合でした。前回の試合が昨年の8月23日で、そこから半年ぶりの試合ということで、新しく生まれ変わった姿を見てほしいと思っていました。最後、師匠の勝村先生の必殺技であるニンジャチョークを決めることができて、いままでとは違った姿を見せられたと思っています。勝てて一安心しています」

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■柏﨑
「圧倒的な勝ちかたをお客さまに見せることができてホッとしています。昨日、試合後に渡部選手がいろいろ言ってたんですけど、やるのは構わないですが、僕のプランの邪魔をしないでほしいです。年内にフェザー級のベルトもいただきたいと思います」

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昨日は両者ともに、お互いの試合をリングサイドで観戦。それぞれの試合について感想を求められると、伊藤は「間近で見ていて怖かったですね。柏﨑選手はいつもとはちょっと違った雰囲気で、完全に相手を叩き潰してやろうという雰囲気が、凄く伝わってきました」と、その気迫を評価。柏﨑も、「盛一郎さんと坂巻選手の試合は、皆が『おもしろい試合になるんじゃないか?』と思っていて、僕も『面白い試合になりそうですね』とは言っていたんですけど、予想通りの展開かな、と。ちょっと坂巻選手にはまだ早かったかなと思いました」と、伊藤の完勝を称えた。

戦前から上田との一戦について、「一方的な試合になる」とピリピリムードを漂わせていた柏﨑。そのあたりの感情に関して質問が飛ぶと、「正直、試合が決まった直後は、気持ちが乗っからなくて。でも、相手のインタビューを見て、気合いが入ってきました。圧倒的な力を見せたかったので、圧力でいこうと思っていました」とコメント。また、試合後に上田とリング上で言葉を交わしていたが、それについては「みんな、試合が終わったらノーサイドって言いますけど、俺はそういうのが嫌いなんですよね。だから、そういうことじゃなく、『また試合しましょう。よろしくお願いします』って言いました」と明かした。

また、伊藤は昨日の試合後、リング上でRIZIN出陣を宣言。その真意をあらためて問われると、「いま、日本で一番デカい格闘技のイベントはRIZIN。まだ、RIZINの結果は見てないんですけど、内容的には間違いなくZSTのほうが盛り上がってるなって思っています。逆にRIZINに自分が上がれば盛り上がるのは間違いないと思っているので、出させてもらえるなら『ZSTのチャンピオンは強いんだぞ』っていうのを見せたいと思っています」と、大舞台への思いを語った。

伊藤と柏﨑が今後のアピールを行なったことを踏まえ、ZST実行委員会・上原譲は、これからのZSTについて、「若い二人の王者の活躍で、選手の意識が活性化していると思います。そういう選手たちがさらに活躍できる場として、ZSTをもっと盛り上げていきたいです」とコメント。また、今後の大会予定としては、6月にSWAT!(「ZST CHALLENGE」から改名)、ZST本大会は8月と11月に開催を検討中と発表。そのほか、「5月には中国からオファーも来ているので、選手の派遣を考えています。海外で若い選手に経験を積んでもらったり、それこそ伊藤選手が希望しているようにRIZINさんや、その他のイベントへの参戦など、いろいろと選手の要望に応えられるように、実行委員会として動いていこうと思ってます」と語った。

若き王者二人が示した新たなZSTの可能性。今後のZSTマットの動向に注目が集まる。

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