2月20日、東京都・GENスポーツパレスメディアセンターにて、4月17日(日）に新宿FACEで開催される『ZST.51』（夜大会）の対戦カード発表会見が行われた。
今回、決定したのは正城ユウキ(X-ONE GYM 湘南)と田村淳(拳心會)の一戦。
修斗世界バンタム級王座戦を二度経験するなど、長らく修斗のトツプランカーとして活躍してきた正城は、昨年の11.22『ZST.49』に続いて2回目のZST登場。前戦では上原佑介に手堅く判定勝ちを収め、試合巧者ぶりを見せつけた。対する田村は2013年に弱冠19歳でZST本戦登場を果たすと、昨年は4.12『ZST.45』（吉岡弘晃に一本勝ち）、8.23『ZST.47』（二之宮徳昭にKO勝利）と連勝を飾り、その勢いを駆って9月には『VTJ 7th』（水野陵と判定ドロー）にも出場を果たすなど、ZST期待の新進気鋭のファイター。
今回の一戦について、正城が「自分の経験をぶつけて、緊張感のあるいい試合をしたい」と意気込みを語ると、田村は「相手は修斗のトップランカーですけど、いつもどおりの試合ができるようにがんばりたい。いつも対戦相手のことはあまり調べないが、普段どおりに打撃でいく」と、ベテラン相手でも気負いを見せずにコメント。
また、ZSTのイメージついて「修斗はランキングに固執しがちなところがあったが、ZSTは自由に戦える場所」と語った正城は、若い相手を迎え撃つ心境について問われると、「自分もデビューの頃は下から突き上げる側で、それを経て逆の立場になった。とくに気にはならないし、自分の中では逆にチャレンジする気持ち」と、その衰えぬ闘争心をうかがわせた。これに対して田村は、「自分はまだキャリアが浅いが、こうして強い選手とやらせてもらうのはうれしい。自分のスキルアップに繋がるし、おいしい試合だと思う」と、大物食いをにらんで力強いコメントを残した。
共に2016年一発目の試合を迎え、「去年は勝ち進んで『VTJ』に出させてもらったので、その流れに乗れるように今年も勝っていきたい」（田村）、「今年は一試合ずつ思い残すことの無いように、お客さん以外に自分も納得できる試合をやっていきたい」（正城）と、それぞれの展望を語った両者。上原譲ZST代表も「前回、田村選手が勝った二之宮選手は正城選手が教えた選手なので、リベンジマッチという見方もできる。正城選手は以前からZSTに上がってもらいたかった選手なので、若い選手たちにどういう試合をするのか見てもらいたい」と、“ベテランvs若手”の世代闘争に期待を寄せた。
果たしてベテラン正城の経験とテクニックが勝るのか？ZST有望株の田村が勢いで強敵を攻略するのか？
【～FIGHTING NETWORK ZST～「ZST.51」】
ZSTルール／フライ級／56.7kg以下契約 （5分2ラウンド）
正城ユウキ(X-ONE GYM 湘南)
vs
田村 淳(拳心會)
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