'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

【ZST.49】一夜明け会見!「RIZINに絶対出場する」(柏﨑)「伊藤選手との統一戦が凄く楽しみ」(坂巻)
2015/11/25

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11月23日(月・祝)、東京都・GENスポーツパレスメディアセンターにて「ZST.49」の一夜明け会見が行なわれた。

冒頭、上原ZST代表が大会総括として以下のコメントを発表。

■上原ZST代表
「お陰様でZSTも13周年を迎えることができました。旗揚げから関わっている人間として、ここまで続けることができたのは応援してくださるファンのみなさん、がんばってくれる選手がいてこその13年だと思います。本当にありがとうございます。

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昨日は13年にふさわしい試合が行なわれました。森興二選手と藤巻優選手の一戦は第1試合にふさわしい内容で、最終的にドローになりましたが、双方が存分に持ち味を出したか、と。近い将来というわけではないですが、再戦が行なわれるかと思います。あとは小谷選手がZSTに戻ってくるので、またライト級が活性化していくようなことを行なっていきたいな、と。外部の団体さんからの参戦もあると思います。

第2試合の上田貴央選手は結果をしっかり残して2016年に繋げることができたと思います。前大会から連続参戦となる坂野周平選手も、若いながら入場から盛り上げてくれましたし、この悔しさを来年の糧にしてもらえればと思います。第3試合の芦田崇宏選手は初参戦でしたが、川村謙選手を相手に強さを見せてくれました。来年もフェザーを盛り上げるために上がってほしい選手です。第4試合の平信一選手はケガからの復帰戦ということで、身体がかなり大きくなっていましたが、これからライト級戦線に絡んでいくのか、それともああいった路線でやっていくのか。できればライト級に絞って、盛り上げてほしいと思います。

第5試合のグラップリングマッチのエル・リバーサルの正体は中原太陽選手でした。「ZST.4」での所英男選手との一戦後、いろいろといざこざがあり、彼は上がれなくなってしまいましたが、今回は10数年ぶりの参戦を果たし、感慨深いものがありました。いま、中原選手は海外の試合にも出ていますが、また機会あれば次は総合ルールで出てもらえればと思います。そのタッグパートナーの星野勇二選手は僕と同じ40歳で、今回の結果はドローだったんですが、本人に感じるものがあったようなので、今度はフェザー級で総合ルールの試合をやってもらえれば。牧野仁史選手はZSTマットをしばらく離れるということですが、ZSTはいつでもウェルカムなので、彼を待っていたいと思います。

第6試合は初参戦の正城ユウキ選手が上原佑介選手にキッチリ勝ったというか。でも、上原選手も一部反則がありながら、いいところを見せてくれたと思います。正城選手は修斗さんの選手なのですが、次にZSTに上がる機会があればフライ級のタイトル戦線に絡んでもらえれば、と。上原選手はこの試合で掴んだものがあったと思うので、来年の活躍に繋げてもらえればと思います。

第7試合の渡部修斗選手は1分ちょっとで勝利ということで驚きました。これで渡部選手は一歩前に進んだかな、と。第10試合は藤原敬典選手が打撃を当てる場面もありましたが、齊藤曜選手がキッチリ勝ったということで、渡部選手と同様にタイトル戦線で一歩抜け出したんじゃないかと思います。2016年、まだどの階級で開催するかは決まっていないですが、フライ級かバンタム級で「ZST GP」を行なえればと思っています。バンタムは選手が豊富なので、盛り上がるんじゃないかと感じさせる2試合でした。

第7試合の竹田誠志選手はプロレスを休んで、総合にケジメをつけるために参戦して、しっかり結果を残しました。ZSTがセカンドステージとしてSWAT!を初めた時期は格闘技ブームでしたが、その中で勢いのある金原正徳選手や内村洋次郎選手、竹田選手が上がってきたというか。昨日は内村選手が竹田選手に花束を渡しましたが、見ていて懐かしいなと思いました。竹田選手はプロレスの世界で結果を残し、昨日もああいう結果を残すのは凄いことですし、竹田選手だからやれることだな、と。これで総合は最後ということですが、ZSTへの思いを感じたので、今後もなんらかのかたちで協力してもらえれば。彼がZSTに恩返しをしたいということで、出場してくれたことに感謝します。

第9試合のエメリヤーエンコ・ヒョードルの推薦選手であるカマル・マゴメドフ選手ですが、彼はモスクワにあるヒョードルのジム「ロシアMMAユニオン」の77kgのトップ選手です。試合は、かつてのヒョードルのリングスでの日本デビュー戦を思い起こさせるような秒殺劇でした。実力者の高橋弘選手を相手に、ああいったインパクトを残せる選手というのは、トップにいけると思っています。また次、ZSTでの試合を望んでいるということなので、どこかの機会で試合を組めればと思っています。彼は体重管理や練習の仕方など、凄くマジメな選手ですね。いままでに見たことがないロシア人選手という印象です。ヒョードル選手も非常に買っているという印象を受けました。今回は打撃で結果を残しましたが、彼はサンボや柔道やレスリングを学べる複合施設の卒業生なので、寝技もできます。そういう部分も次回は見せてほしいです。

セミファイナルでは坂巻魁斗選手がフライ級の暫定王者になりました。益田選手は直前のオファーにも関わらず、この試合を受けていただいて感謝しています。今回、期待していたファンのかたには申し訳ないですが、伊藤盛一郎選手の欠場でこのようなかたちになりました。来年、なるべく早いうちに、フライ級の王座統一戦ができればなと思っています。メインの柏﨑剛選手と加藤惇選手の王座戦ですが、柏﨑選手の圧勝と言っていいでしょう。加藤選手もフェザー級の王者として臨みましたが、19歳の柏﨑選手がしっかり結果を残したと思います。また、自身がアピールしたRIZINへの出場については、ZSTの代表として後押しができるようサポートしていきたいな、と。坂巻選手や柏﨑選手は格闘技ブームが去ったあとに出てきた選手ですが、逆に格闘技ブームを小さい頃に見ていて、そういった新しい選手が新しいイベントには必要だと思いますし、彼らが大きい舞台を引っ張っていかないと、格闘技界の未来がないと思います。坂巻選手にもRIZINには機会があれば上がってもらえればと思っています」

続いて、バンタム級王座初防衛に成功した柏﨑と、フライ級暫定王者になった坂巻が登壇。それぞれ昨夜の一戦を踏まえ、

「昨日はいい結果を残せて、うれしい気持ちでいっぱいです。また、益田選手に試合を受けていただいて感謝しています。フライ級暫定王者になって、リング上で伊藤選手とも少し話したのですが、統一戦が凄く楽しみです。それに向けてがんばります」(坂巻)

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「ここでホッとせずに、年末のRIZINに向けて練習しようと思います。自分の地元の埼玉でやるので絶対に出場して、是が非でも勝ちます。そして自分の目標である、地元のふじみ野市でのZST開催に向けた第一歩にしたいと思います」(柏﨑)

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と、今後の目標を語った。

バンタム級では渡部や齊藤がタイトル戦線に浮上してきたが、柏﨑はそれぞれについて、

「齊藤選手はハッキリ言うと面倒くさい選手。やりたくないといえばやりたくない。渡部選手はやってもいいけど、結果はわかってるでしょ、という印象です」

とコメント。

なお、上原代表によれば、今後のバンタム級のタイトルマッチは、柏崎のRIZIN出場の可能性も考慮しながら、スケジュールを組んでいきたいとのこと。さらに上原代表は「柏﨑選手はZSTのトリを務めた男ですし、さいたまスーパーアリーナがある埼玉出身の選手。地元の選手が出場するというのは重要なことだと思いますし、RIZINの榊原さんにお話をしていきたいと思います」と、あらためてRIZIN出陣をプッシュすることを強調。

また、坂巻もRIZINについて記者陣から問われると、

「僕も出られるのであれば狙っていきたいです。自分も出て、盛り上げていければと思います」

と、前向きな発言。さらに自身がファンである“ぱるる”こと島崎遥香が所属するAKB48が同会場でライブを行なっていることに着目し、

「たまアリで試合ができたらAKBオタクとして凄いことだと思います。ぜひRIZINに出たいですね(笑)」

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と、独特な意気込みを見せた。

さらに自身の2015年の活躍について問われた両雄は、

「今回でプロデビュー1周年ですが、この1年で人生が変わった。自分のホームができたのはうれしいです。今度はZSTから日本の格闘技を盛り上げたいなと思います」(坂巻)

「僕もこの1年で人生が変わった。藤原選手とのタイトルマッチがターニングポイントでした。そこからいい方向に進めたのが大きい」(柏﨑)

と、それぞれ振り返った。二人のような若い世代の活躍について、上原代表は「10代の選手が王者になるということが、今後の格闘技の主流になっていくと思います。来年はいろいろと企画していますが、若い選手を集めるような流れをさらに作っていければなと思います」と、格闘技界の未来を見据えたコメントを残した。

新世代が大きな活躍を見せたZSTの年内最終大会。所属選手のRIZIN出陣も含め、来年のZSTの動向に注目が集まる。

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