10月21日(水)、東京都・GENスポーツパレスメディアセンターにて11月22日に開催される「ZST.49-旗揚げ13周年記念大会-」の追加対戦カード発表会見が行なわれた。
発表となったのは芦田崇宏vs川村謙のフェザー級ワンマッチ。当初、川村の相手は樋沼朝光で発表済みだったが、樋沼の負傷欠場を受けて、芦田がZST初参戦を果たすことに。芦田はこれまでにDEEP、BRAVE FIGHT、GRANDSLAM、REALなど、国内外のさまざまなリングに参戦し、13勝6敗の戦績を誇るサウスポーのファイター。昨年8月にはREBEL FCでミゲール・トーレスに敗れるも、判定2-1の接戦を繰り広げている。
上原ZST代表は「芦田選手は以前から注目していた選手で、今回はタイミングが合って初参戦に至りました。今年2月に参戦し、現在はケガで欠場中の内村洋次郎選手や、今回の芦田選手など、これから実力のある選手が上がってきてくれることでフェザーも盛り上がっていくと思います」と、期待を寄せた。
これを受けて、「上原さんに初参戦とご紹介いただいたんですが、僕の総合の最初の試合はZSTのプレステージ(アマチュア)だったので、初心に戻る気持ちでがんばります」と、意気込んだ芦田。ZSTについては「いままでいろんなリングに上がってきましたが、ちょっと雰囲気のある団体だと思います。選手も個性的で、運営側も盛り上げてくれるので、選手からすればうれしいリングです」と、その印象を語った。
現段階で川村の情報はグラップラーということしか得ていないという芦田だが、「今後、機会があればZSTのフェザー級のベルトも狙っていきたいです。初めて僕の試合を観るお客さんもいっぱいいると思いますが、一番得意なストライキングや、ほかの進化した部分もしっかり見せたい。とにかくアグレッシヴな試合をする自信があります」と力強く宣言。
そして、今大会のメインで同門の坂巻魁斗がフライ級王座に挑戦することについて、「ちょっと先越された感じはするんですけど(苦笑)、僕は僕なりにマイペースでベルトは狙っていく。彼もしっかり勝ってくれると思うし、僕もしっかり勝ってジムに帰って、おいしいお酒を飲みたいです。(坂巻は)未成年なので僕だけ(笑)」と、笑顔も交えながら語り、二人での必勝を誓った。
これらの芦田のコメントについて、上原ZST代表は「ウチのアマ出身という言葉を聞けてよかったです(笑)。芦田選手は今回欠場する樋沼選手と恩師にあたる柔道の先生が同じということや、僕と芦田選手の師匠である宮田選手が同い年で、レスリング部繋がりということも含めて、何か縁を感じますね。坂巻選手がフライ級を盛り上げてくれたように、芦田選手にもフェザー級を盛り上げてほしいですし、逆にこちらも選手を盛り上げたいという気持ちになりました」と、感慨深げにコメント。
数々の団体を渡り歩いた猛者は、自分の原点であるZSTのリングで、いったいどんなインパクトを残すのか? フェザー級ベルトを目標に掲げた芦田の戦いぶりに注目が集まる。