6月29日(月)東京都大久保・GENスポーツパレスメディアセンターにて、8月23日(日)にディファ有明で開催する「ZST.47」の、追加対戦カード発表記者会見が行われた。
上原代表が「今回は、今のZSTを象徴する若い選手達、その中でも各階級でのトップ選手であり、今後のZSTの中心になるであろう選手たちが揃い踏みする大会」と語るように、会見場にはフライ級王者の伊藤盛一郎、バンタム級王者の柏崎剛、坂巻魁斗、檜山勇斗といった、若き実力者たちがズラリと顔を揃えた。
フライ級のタイトルマッチで、矢島雄一郎を相手に初防衛戦に臨む伊藤は、
「矢島選手は、自分の先輩でもある初代王者の田沼選手が二度勝っていて、前王者の八田選手も勝っている相手です。今回は三度目のベルト挑戦ということですが、負けてられないですね。もういい加減、ZSTは新しく“新世代”という流れがスタートしているので、ここで自分がキッチリ矢島さんをぶっ倒して、ZSTの新しい時代のスタートになれれば、と思います」
と、タイトルマッチへの意気込みを語った。
5月に新王者となった柏崎は、キャリア初となる外国人選手との対戦が決定。柏崎と同じ19歳であるオーストラリアの新鋭、ティレル・ホーガンを迎え撃つ。
「8月23日の試合ではメインの盛一郎さんの試合に、ホーガン選手をぶっ飛ばして花を添えたいと思います。(ホーガン選手は)手足が長く、打撃を思いっきり振ってくる選手。でも、いつも通りやれば勝てる」
と、王者として初めて迎える試合に対し、自信のほどをのぞかせた。
フェザー級で活躍する檜山は、ティム・ゾシュとの対戦が決定。こちらもキャリア初の外国人選手との戦いになる。
「自分の総合のキャリアの中では、初となる海外の選手が相手です。色々(日本人選手とは)勝手が違ってやり辛いと思うんですけど、シッカリ勝ちたいです。フライ、バンタムと、各階級で若い選手が王者になっているので、自分もフェザー級のタイトルに近づけるようにビシッと勝ちたいと思います」
と語り、この戦いの先にあるタイトル挑戦への意欲も見せた。
三大会連続の参戦となる坂巻は、ZSTでは無敗の戦績を持つ木内崇雅との対戦が決定した。
「今回もシッカリ勝って、伊藤選手の持つベルトに少しでも近づけるように頑張ります。軽量級がメインの大会になると思うので、そこでシッカリ盛り上げられるように頑張りたいと思います。
(木内選手は)下から攻めてくる選手だというイメージが強いです。印象に残る試合をしたいので、いつも通りKO、一本を狙って最後に勝つという試合を目指します」
と、横に並ぶ伊藤のベルトを意識したコメントを残すと伊藤も、
「(坂巻選手のベルト挑戦表明について)特に何もないです。もしやるなら徹底的に叩き潰します」
と、静かに火花を散らした。
今回、オーストラリアからの選手が参戦した経緯について上原代表は、
「以前、クリストファー・ヘイズマン(リングスに参戦していたオーストラリアの選手)から、オーストラリアのジムを紹介して貰い、そこから初参戦する選手です。柏崎選手の対戦相手であるティレル・ホーガン選手は、19歳と非常に若い選手で、可能性のある選手。かつてのレミギウス選手の様な、未来に繋がる活躍を期待したい」
と語り、更に、
「横須賀大会に参戦する韓国勢、ヒョードル選手ルートのロシア勢、その他にもリトアニア、オランダとかからも選手を招聘できる流れを作りたい。ただ「UFC」とかからリリースされた選手ではなく、これから成長していく選手を発掘していきたいと思います」
という展望を語った。
【追加決定対戦カード】
◇ZSTルール/バンタム級/61.2kg以下契約 (5分3ラウンド)
柏崎 剛(K-PLACE埼玉格闘技道場)Go Kashiwazaki
vs.
ティレル・ホーガン(オーストラリア)Tyrell Hogan
◇ZSTルール/フライ級/56.7kg以下契約 (5分2ラウンド)
坂巻 魁斗(BRAVE GYM)Kaito Sakamaki
vs.
木内 崇雅(和術慧舟會GODS)Takamasa Kiuchi
◇ZSTルール/フェザー級/65.8kg以下契約 (5分2ラウンド)
檜山 勇斗(パラエストラ川崎)Yuto Hiyama
vs.
ティム・ゾシュ(オーストラリア)Tim Zosh
◇ZSTルール/ライト級/70.3kg以下契約 (5分2ラウンド)
藤巻 優(パラエストラ小岩)Yu Fujimaki
vs.
伊澤 寿人(和神会/RINGS)Hisato Izawa
◇ZSTルール/フェザー級/65.8kg以下契約 (5分2ラウンド)
太田 洋平(Brightness)Yohei Ota
vs.
川村 謙(リバーサルジム東京スタンドアウト)Ken Kawamura
◇ZSTルール/バンタム級/61.2kg以下契約 (5分2ラウンド)
上田 貴央(パラエストラTB/GSA)Takao Ueda
vs.
久保 慎太郎(グラアカMMA)Shintaro Kubo
◇ZSTルール/バンタム級/61.2kg以下契約 (5分2ラウンド)
鈴木 廣二(MSD護心道)Koji Suzuki
vs.
平田 純一(STL-OFC)Junichi Hirata
◇ZSTルール/バンタム級/61.2kg以下契約 (5分2ラウンド)
野沢 零羽(和神会)Reiha Nozawa
vs.
貫井 義規(総合格闘技武門會)Yoshiki Nukui
◇ZSTルール/フライ級/56.7kg以下契約 (5分2ラウンド)
田村 淳(拳心會)Atsushi Tamura
vs.
二之宮 徳昭(X-ONE GYM 湘南)Tokuaki Ninomiya
【出場予定選手】
牧野 仁史(リバーサルジム東京スタンドアウト)Hitoshi Makino
【既報対戦カード】
◇ZSTフライ級タイトルマッチ/ZSTタイトルマッチルール/56.7kg以下契約 (5分5ラウンド)
王者 伊藤 盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)Seiichiro Ito
vs.
挑戦者 矢島 雄一郎(禅道会新宿道場)Yuichiro Yajima