'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

「(八田×伊藤が)感動させられた試合だった」上原ZST代表によるZST.44大会統括と今後の展望。―2015年秋に“グラップリングの全日本選手権”開催へ!
2015/02/23

2月22日(日)東京都・GENスポーツパレスにて、2/22「ZST.44」(ディファ有明)一夜明け会見が行われ、上原ZST代表が大会統括と今後の展望を語った。また、上原代表がチェアマンとなりスポーツジム「GENスポーツアカデミー(GSA)」を開設することが発表された。

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【ZST.44大会統括】

◇内村洋次郎×ヒロキ戦
「予想通りの激しい打撃戦になりました。ヒロキ選手はまだ若い選手ですが、内村選手を追い込むシーンもあった。試合後に内村選手と話したところ、内村選手もヒロキ選手を評価していました。今後に繋がる試合になったと思います。ヒロキ選手は、5月ディファ有明大会、8月の横須賀大会でも活躍を期待しています。
内村選手は今後シンガポールの大会がまたあるのであればそれに向けて海外合宿などに入ると思います。またZSTをホームということで出てもらうように、タイミングをみてオファーしたいですね」

◇山田崇太郎×久保輝彦戦
「一方的な試合に見えたかもしれませんが、久保選手の存在感もあったと思います。
山田選手は4月に舞台があるようですが、4月もしくは5月大会で濱岸選手とのタイトルマッチとなります。二人は2012年1月の「SWAT! in FACE vol.10」で対戦したんですが、力が拮抗していて、結果はドローでした。今回はパウンドありの完全決着なので、どうなるか楽しみです」

◇八田亮×伊藤盛一郎戦
「双方アグレッシブな試合をしてくれました。八田選手はこれが最後ということですが、まだまだできるのではと思いました。元々柔術家の八田選手がMMAに挑戦するときにパウンドなしのルールでということでZSTのリングに上がった経緯があります。タイトルに挑戦するときにパウンドありのルールでやるのは本意ではなかったけれど限定的に挑戦してくれた。そして今回は素晴らしい打撃も見せてくれた。一方伊藤選手は勝村選手の秘蔵っ子としてデビューして、動き続けて常に極めに行くという、ZSTが理想とするスタイルの選手です。
そんな二人のバックボーンを思いながら観ていて、感動させられた試合でした。
彼らが前日会見で言っていたとおり、ZST史上最高の試合を見せてくれたと思います。
八田選手は、今後機会があればグラップリングマッチなどでオファーをしたいですね。」

◇シバター選手について
「(昨日の試合の)けっこういい評判を聞きました。
パイルドライバーという、なかなか見られない技を見せてくれた。今までにない格闘家ですよね。」

◇山田哲也選手について
「シンガポールのONE FCと契約したものの試合の機会がなく、今回急遽組ませていただきました。でも、調子が悪かったですね。(対戦相手の)上田選手の頑張りが光ったと思います。山田選手は、次はこのままうちに上がるのかONE FCなのかわかりませんが、ONE FCさんのライト級はレベルが上がっていますし、ZSTにはまた戻ってきて欲しいというつもりはあります。」

また、上原代表はルールにも言及。「いままでRINGSルールとしていましたが、今後4月大会からZSTルール(パウンドあり)でやっていきたいと思います。パウンドなしルールはZST CHALLENGEルールとしてやっていきます。(パウンドなしルールは)安全性が高いので試合経験をたくさん詰める利点がありますよね」と、今後パウンドありのルールを「ZSTルール」、パウンドなしのルールを「ZST CHALLENGEルール」に統一すると話した。
グラップリングルールについては、GT-Fルールとしていたものを今大会から「GTルール」に名称変更。そして「2015年秋にグラップリングの全日本選手権を行います。将来的にはディファ有明など1000人規模の大会にしていきたい。総合格闘技のイベントの中でグラップリングに特化した大会を継続してやっているのはうちという自負があります。グラップリングの大会は、引退したMMAファイターや、海外の大会で契約している若手の選手、外国人選手も参加しやすい。今秋に、まだ日程は決まっていませんが、スポンサーをちゃんとつけてやって、その後も定期的にやっていきます」と、グラップリング選手権の定期開催を発表。
GTルールのタッグトーナメントについて質問が及ぶと、「4月と5月の大会でタッグトーナメントをやる予定です。嶋田選手、植松選手の師弟タッグとか、戸井田選手とかにも出てもらいたい」と話した。

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会見の後半「GENスポーツアカデミー(GSA)」の開設について、「4月1日にオープン予定で、ここではミュンヘンオリンピック日本代表の山本郁榮さんのキッズレスリングをはじめ、体操教室や柔術、WRESTLE-1さんの全面協力によるプロレス教室、そしてZSTの選手が総合格闘技を教えていきます。」と紹介した。また上原代表がこのジムのチェアマンとなることが伝えられ「東京オリンピックに向けてスポーツ熱が高まる中、GENスポーツアカデミーでは子供たちを積極的に指導していきたい」と抱負を語った。
かつてリングスに在籍していた上原代表は「この旧スポーツ会館(GENスポーツパレス)は“日本サンボ界の総本山”と言われた場所で、ロシアの選手が来たら必ずここで練習していました。ヴォルク・ハンやアンドレイ・コピィロフ、エメリヤーエンコ・ヒョードルなども練習した場所。思い出深いこの場所でチェアマンとして関わるジムをやるのも何かの縁だと思います」と話し、ZST代表としても「(総合格闘技の発展のために)伊藤選手や八田選手のような若い選手の育成、発掘をしていきたい」と期待を寄せた。
また、現在プロレスとK-1の各リングが設置されているGENスポーツパレスの4階にはフルサイズの金網(ケージ)を設置予定で、今後合同練習やセミナーなども企画していくとのこと。

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今後のスケジュール

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