2月22日『ZST.44』でベテランファイター、太田洋平と対戦する樋沼朝光。今回は試合への意気込みと共に、プライベートについても直撃。コワモテのストライカーとして鳴らす樋沼の、ちょっと意外なリラックス方法とは?
【開催】2015年2月22日(日)
【大会】ZST.44
【時間】
開場14:00
第1部SWAT!バウト開始14:10 第2部本戦開始16:00
【会場】ディファ有明
――前回、樋沼選手が判定勝ちを収めた金井塚信之選手との試合を振り返っていかがですか?
樋沼 いやあ、パッとしないというか、全然ダメな試合でした。事前にケガやらいろいろあって、ひさしぶりの試合だったんですけど、自分の距離もつかめなかったし、倒しきれなかったので納得いってないですね。次の試合は仕切り直ししたいです。
――今回の対戦相手、太田洋平選手の印象は?
樋沼 まだYoutubeとかで少し映像を観ただけなんで、あまりイメージは掴めてないんですけど、周りからは完全にグラップラーだって聞いてるので、相手の得意なところに一切付き合わず、いかに自分らしくやれるかがテーマになるかな、と。
――183cmと長身の選手ですが、そのあたりは?
樋沼 たぶん、いままで戦ったなかで一番大きいです。やっぱり手足が長いと距離を詰めるのも難しいので、やりづらさはあるかな、と。寝技に入られると厄介ですし。向こうのほうが経験では上なので、コッチの打撃に打撃で返すようなことはないと思うんですよね。まあ、いろんな場面を想定しながら戦おうと思います。
――いま、試合に向けて追い込みの時期だと思うんですが、仕事との両立という部分ではいかがですか?
樋沼 そこはうまくやりくりできてると思います。クラブのセキュリティをやってるんですけど、普段から仕事をやりつつ、練習はほぼ毎日できているので。職場もジムから近いので、仕事が終わったらすぐジムに行ってトレーニングって感じです。
――ちなみにセキュリティの仕事で危険な目に遭遇したことはありますか?
樋沼 いや、全然ないですね。俺の顔も顔なんで(笑)。そうそうケンカ売って来るヤツはいないです。
――相手の太田選手も「街で会ったら絶対に目を会わせない」と言ってました(笑)。
樋沼 ハハハ(笑)。周りからも似たようなこと、よく言われますね。
――お話を聞いてると仕事と練習で慌ただしそうですが、何か息抜きはあるんですか?
樋沼 自分の弟と妹が結婚していて、その甥っ子や姪っ子のチビッ子軍団と遊ぶことですかね(笑)。男の子が3人と女の子が一人で、そろそろ女の子が二人になるかなって感じで。みんな、まだ小さいのでかわいくて。
――コワモテの樋沼選手のちょっと意外な一面ですね(笑)。
樋沼 ハハハ(笑)。なんて言うんですかね、姪っ子とか甥っ子だと、自分の子どもじゃないぶん、怒らなくていいんですよね。
――ああ、しつけとかせずに甘やかし放題だ、と(笑)。
樋沼 はい。コッチが好きなだけ甘やかして、みんな懐いてくれるっていう(笑)。
――何か買ってあげることも?
樋沼 そんなのしょっちゅうですね。仮面ライダーの変身ベルトみたいなの買ったり、一緒にガラガラやりに行ったり。
――よその子がガラガラやる樋沼選手を観たら怖がりそうですけど(笑)。
樋沼 もう、サッといなくなりますね(笑)。
――ハハハ(笑)。チビッ子たちは会場に応援にも来てくれるんですか?
樋沼 みんな怖がらずに来てくれますね。試合中に声援が聞こえるとうれしいですし。将来、格闘技をやりたいって言ってくれる甥っ子もいるんですよ。たまにジムに遊びに来て、サンドバックとか一生懸命叩いてます。
――じゃあ、叔父さんが英才教育を施してる、と。
樋沼 グラウンドは全然できないコーチですけど(苦笑)。まあ、チビたちにいいところを見せるためにも負けられないですね。
――試合に向けたいいモチベーションになってるんですね。最後に格闘家としての今年の目標は?
樋沼 今回いい勝ち方して、実績残していってベルトを獲りにいきたいですね。会場を盛り上げるようなバチバチの殴り合いをしていきたいと思います。