2020年4月18日(日)GENスポーツパレスで開催された「ZST.70」の大会レポートをお届けします!
▼第9試合 ZSTルール ライト級 5分2R
〇 小金翔(フリー/第3代ZSTライト級王者)
判定3-0
× 岸野絋樹(トイカツ道場)
1R、オーソドックスの小金は中央に陣取り、周り込みながら攻撃する岸野の右ジャブ、左ストレートをディフェンス。小金はガードの上からでも容赦なく右ミドルを蹴り込んでいく。
2R、さらにプレッシャーを強める小金が右の三日月蹴り、右ストレートを当てていくと、岸野は手数が減る。
打ち合いを避ける岸野はタックルを仕掛けるが、小金は立ち上がってスタンドへ。
最後まで小金が右ミドル、伸びるあるパンチを当てて主導権を握り判定勝ち。マイクを握った小金は「メインがなくなったのでしっかりフィニッシュしたかったのですが、苦戦しました。ZSTを強くしたいので、また応援よろしくお願いします」とアピールした。
▼第8試合 ZSTルール フライ級 5分2R
〇 渡邉龍太郎(SONIC SQAUD)
TKO 2R3分49秒 ※レフェリーストップ
× 浜本”キャット”雄大(クロスポイント大泉)
1R、浜本が右カーフキック、左ボディと速いコンビネーション。
渡邉も細かいパンチのコンビネーションを当てて浜本に鼻血を出させるが、このラウンドは浜本の手数が上回る。
2R、渡邉の攻撃がヒットし始める。
接近戦を仕掛ける浜本のパンチを被弾する渡邉は鼻血を出して苦戦を強いられた。勢いに乗る浜本が打ち合いに出ると、渡邉が左フックをクリーンヒットさせ、浜本がダウン!
渡邉が追撃のパウンドで仕留めにいくと、即座にレフェリーがストップ。
4年8カ月ぶりの復帰戦でTKO勝ちした渡邉はマイクを握ると「ZSTただいま! やっぱり俺って強いよね? KO気持ちいいね。これからフライ級トーナメントがあるかも? ということなので、俺も狙おうかな」とアピールした。
▼第7試合 KOKルール フライ級 5分2R
〇 長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
判定3-0
× 田丸慶輔(総合格闘技宇留野道場)
1R、打ち合いの流れで長野はテイクダウンすると、サイドポジションへ。完全に田丸を押さえ込む。足をキャッチした田丸は反撃も、長野は回避する。まだ長野のペースは続きスリーパー狙いも極めきれない。
2R、寝技に引き込む田丸は足関節。脱出した長野はバックについてスリーパー、腕十字を狙うも逃げられてしまう。
終始、寝技で圧倒した長野が判定勝ちした。
▼第6試合 ZSTルール 69.0kg以下契約 5分2R
〇 金井塚信之(フリー)
判定3-0
× 高須将大(ストライプル茨城)
1R、開始早々に高須をテイクダウンした金井塚はすかさずバックに付くとスリーパー狙い。一瞬の隙を突いて正対に戻した高須は立ち上がったものの、再び金井塚はテイクダウン。再度チョーク狙いも、ゴングに逃げられる。
2Rも両足タックルを仕掛けた金井塚が2度目のトライでテイクダウン。立ち上がる高須に飛びついてバックからチョークを狙う。高須はひたすら耐える攻防に。金井塚が判定3-0で勝利。
▼第5試合 ZSTルール フライ級 5分2R
〇 児玉勇也(トイカツ道場/とらの子レスリングクラブ)
一本 2R1分43秒 ※アームロック
× 勅使河原稜太(フリー)
1R、勅使河原のタックルを、児玉は潰してコーナーに押さえつける。お互いに展開は作れない。
2R、勅使河原はパンチを狙うも、児玉は組み突いて対処。児玉がパンチのコンビネーションで攻めると、勅使河原はタックル。これを潰した児玉は腕をキャッチしてアームロック。
勅使河原はタップし、児玉が一本勝ちした。マイクを握ると「フライ級タイトルに関するお話を聞いたのですが、大きなことを言う度胸がないのでまたおろしくお願いします」と控えめなアピールをしてリングを降りた。
▼第4試合 ZSTルール バンタム級 5分2R
〇 諏訪部哲平(和術慧舟会駿河道場)
判定2-1
× 松本大輔(IMNグラップリング)
1R、諏訪部が片足タックルを仕掛けてテイクダウン。下の松本は足関節を狙うも、諏訪部は足を抜いて脱出すると上から抑え込む。
腕をキャッチした諏訪部はアームロックを狙いが、松本は逃げながらマウントポジションに移行した。
2Rもパンチを打ちながら前進する諏訪部がテイクダウンし、上から抑え込む。下の松本はオモプラッタを仕掛けるものの、諏訪部はしのぐ。逆に諏訪部が抑え込みながらチャンスを窺うも時間切れ。諏訪部が判定勝ちした。
▼第3試合 ZSTルール バンタム級 5分2R
〇 若林康浩(SAI-GYM)
判定3-0
× 森永ユキト(ストライプル新百合ヶ丘)
1R、森永が右ストレートを放ちながらプレッシャーをかけ右ハイ。若林はサークリングしながら大振りのパンチを振り回すと森永は鼻から大量の鼻血。ドクターチェックが入る。再開後、パンチを振りながらタックルを仕掛けた森永に、若林はフロントチョークで対抗。
2Rも開始前に森永にドクターチェック。組み付く若林に、森永は飛びつきながらフロントチョーク。極まらないと見るや腕十字も狙ったが、若林は脱出。お互いに足関節の散り合い、最後に若林が抑え込むも、下の森永はアームロック狙い。
若林が判定勝ちした。
▼第2試合 ZSTルール フェザー級 5分2R
〇 FUMA(プロレスリングBASARA)
判定2-1
× 福山博貴(フリー)
1R、福山は空手家らしく伝統派の構えを見せ軽快なステップからミドル、突き連打を見せるが、組み付いたFUMAは強引に投げて首固め。
ストレートアームバーを狙うも、一瞬の隙をついてFUMAがバックを取る。スタンドに戻ると、福山は遠い間合いから右ハイ、右ストレートも、耐えるFUMAが組み付いてテイクダウン。残り時間僅かのところでマウントパンチから腕十字を極めかけたが1R終了。
2Rもスピードある突きを放つ福山に、FUMAはカウンターのタックルでテイクダウン。スタンドの展開で、福山はタイミングよく右ミドルを当てるが、FUMAはしつこく組み付く。
耐える福山はボディにパンチを当てて抵抗。FUMAが判定で勝利した。
▼第1試合 ZSTルール 85.0kg以下契約 5分2R
〇 平信一(綱島柔術)
TKO 2R2分23秒 ※レフェリーストップ
× モリシマン(STYLE PLUS GYM)
1R、強引に組み付く平はタコ殴り。スリーパーを狙いつつ、うつ伏せのモリシマンにヒザ蹴り連発。スープレックスを放ってからも平の猛追は続く。
2Rも打ち合いの中でテイクダウンした平がパウンド連打。ヒザ蹴り連打で追い込んだところでレフェリーがストップした。
マイクを握った平は「おいZST! ちゃんとしたMMAファイターを用意しろl ちゃんとしたMMAファイターを用意できないなら、宮本(和志)選手とかを呼んで魂と魂のぶつかり合いをさせろ!」とアピールした。
▼第0試合 SWAT!バウト ZSTルール 77.0kg以下契約 5分2R
〇 義規(Damm fight japan)
判定2-1
× 本橋賢太(和術慧舟会GODS)
1R、義規が片足タックルを仕掛けてバックを制すが、これを回避した本橋は猪木アリ状態から蹴り。スタンドに戻ると、義規は右ハイをヒット。
2R、本橋が義規の右ミドルをキャッチしてテイクダウン。立ち上がった義規はバックに付いてスリーパーを狙うも極めきれない。終了間際に強引になぎ倒した本橋がパウンドで追い込んだところで時間切れ。義規が僅差で判定勝ちした。