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7/26「GTF.4」優勝候補IGLOO勢が公開練習！完全制覇なるか！？

2020/07/21

　7月26日（日）無観客で開催される『GTF.4』に5選手を送り出すIGLOO（イグルー）勢が、7月14日（火）都内にあるIGLOOジムにて公開練習を行った。

　IGLOOは、前回3月のGTF.3フェザー級トーナメントで優勝した岩本健汰など多くの強豪選手が所属しているグラップリングと柔術の名門ジムであり、今大会には米倉大貴、山中健也、鹿志村仁之介、イゴールタナベ、大浦マイケが出場する。

　3月のGTFフェザー級トーナメントで優勝した岩本健汰も特別参加し、計6選手が相手を変える形で3分3Rのグラップリングのスパーリングを披露すると、それを見ていた勝村周一郎プロデューサーは「僕が見ていてもレベルが高すぎて、今どうやってパスガードしたの!?　と思ってしまいました。そういうレベルで毎日練習できていたらそれは強くなりますよね」とハイレベルな攻防に驚きを隠せない。

　公開練習後には記者会見が行われ、各選手が意気込みを語った。

　60kg以下トーナメントで優勝候補の米倉は「予選を見ていたのですが、本戦に上がってきた渋谷選手は極めが強いと思います」と7月5日の予選ブロック1位通過の渋谷カズキを意識しているという。「IGLOOのトップ選手と練習をしているので、僕は必ず優勝できると思っています。環境も練習量も他の出場メンバーには負けません。このIGLOOメンバーで僕が一番軽いんですが、力も相当ついていると思うので負けないです」と優勝に自信を見せた。

　75kg以下トーナメントには、IGLOOから山中と、予選ブロック2位通過で本戦入りを決めた鹿志村の2選手がエントリー。

山中は「僕以外はみんな惨めな思いをして、夜寝るときに泣けばいいなと思います（笑）」とニヤリ。

鹿志村は「予選2位通過で誰も期待はしていないと思いますが、同じトーナメントに、山中さんもいるので決勝戦までいけたらいいかなと思っています」と控えめなコメントをした。

　90kg以下トーナメントに出場するイゴールは「死ぬ気で勝ちに行く根性は誰にも負けません。強い選手がいっぱいいますが、ここで俺が日本で重量級で一番強いことを証明します」と優勝宣言。その後の目標を聞かれると「日本重量級でグラップリングのトップ選手であるリダ・ハイサム、山田宗太郎選手とやりたいです」と2選手に対戦要求した。

　そしてスーパーファイトで松本大輔（IMNグラップリング）と対戦する大浦は「僕はもうノーギに出ることは無いんで、（ノーギは）引退試合ですね（笑）」と笑いを誘い、「とりあえず体重さえクリアすれば余裕で勝てると思うので頑張ります」と余裕のコメント。

　今回はエントリーせず、チームメイトのサポートに回るという岩本は「各階級の優勝者に乱入でやりたい」といい、「実力で言ったら確実にIGLOOが全階級を制覇できると思います」とIGLOOメンバーの実力に太鼓判を押す。

　また、IGLOO代表の斎藤穂高氏はIGLOOの強さの秘密を聞かれると「うちは支部を広めると選手が分散して練習が希薄になるので一枚看板で凝縮してやっています。そしてちゃんと選手に対して金銭的なものも含めた補償をして、彼らはグラップリング、柔術が仕事なので100％練習に打ち込める環境作りをしています」という。

「うちはグラップリング・柔術専門のジムで、グラップリング・柔術はMMAの前座じゃないぞというところをみんなに思いしらせたい」といい、メンバーには全階級制覇を期待。「全階級を制覇したらZST内でIGLOOの影響力を強めて、色々とプロデューサーに要求していきたい。ZSTの全階級のMMAチャンピオンとIGLOO選手を対戦させたい」とZST完全制圧の目標を掲げた。

　これを受けて勝村プロデューサーも「グラップリングをフォーカスしていきたいので、MMAの前座ではないけれど、うまく利用しないといけないと思います。ZST本戦の中でもグラップリングマッチを間に入れ、MMAファンにも“グラップリングにこんなに強い選手がいるんだ!?”と知ってほしいし、次もGTFの大会も開催していきます。こういうふうに日本のグラップリング盛り上げていき海外からも注目されて、GTFで戦いたいという選手を増やしていきたい」とした。