1/26(日)新宿FACE で開催される「ZST.67」を”ZSTの体操お兄さん”上田貴央(FIGHTER’SFLOW)選手が徹底解説!ご観戦のお供に御覧ください!
※試合順は1/7時点では未定です
ZST特別ルール ライト級 5分2ラウンド ※肘あり
平信一(綱島柔術) vs 佐野哲也(チームSOS)
数年前からの佐野選手からのラブコールがここにきて形になりましたね。
共にゲームコントロールに長けた選手で、相手の得意な事を潰す闘いを得意としますが、今回のポイントはZST初となる「肘あり」ルール。組みの展開が中心となると読んでいますが、その中で近い距離の有効な肘や打撃を入れた方がより有利に試合を運ぶのではないでしょうか。会見では「佐野の大胸筋に肘打ち。それがZST愛。」と、ちょっと何言ってるわかんなかったです。平常運転。
みなさん、当日まで「#SANO」でこの試合に関してツイートして盛り上げましょう!特に意味は分からなくても、とにかく「#SANO」でツイート!大丈夫、合法です。
ZSTルール バンタム級 5分2ラウンド
竿本樹生(第4代ZSTフライ級王者/BRAVE GYM)vs 清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
フライ級王者の竿本選手は昨年12月のDEEP参戦に続いて連戦、そして引き続きのバンタム級戦です。減量ないから連戦もラクラクなのかもですね。そして現在9連勝中。バケモノか!
対するライダーも昨年12月の鮮やかな一本勝ちで波に乗っているでしょう。プロボクシングからMMAへの復帰後の戦績は9勝2敗と驚異的なレコード。
記者会見前の時点での見所は、ライダーが竿本選手をネコ科の怪人扱いするのか!?そして竿本選手はライダー劇場にちゃんとノってあげるのか?だったのですが、「ウェイクアップ怪人」(ウェイトアップと言いたかったらしい)とか言ってたらしい。異次元。
一本竿本選手も「お兄ちゃん(清水俊一選手)だと思って対戦オッケーした後に、弟のライダーだと気付いた。弟でもいいです。」だってさ。生姜焼き定食頼んだらサバの味噌煮定食が来たけど、こっちも美味いからオッケー、みたいなノリ。マジかよキミら。。。
あ、試合の見所は普通にスクランブルの攻防でどちらが主導権を握るか、です。
ライダーのバックテイクと四の字ロックは竿本選手にも通用するのか!?それとも竿本選手の合成写真みたいな飛びヒザ蹴りがまた炸裂するのか!?
GTルール 59kg以下契約 7分1ラウンド
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム) vs 長谷部悠(リバーサルジム新宿Me,We)
この試合はファン垂涎!超高レベルの攻防となること間違いナシ。
長谷部選手は若いながらもトップクラスの寝技の知識と理解度を誇る選手です。飛び道具的な変則の強さではなく、王道のパスガードとスイープ、そして三角絞めや腕十字と言った定番の関節技の完成度が非常に高く、全ての寝技ファンにオススメしたい選手。
対するRIZINファイター伊藤選手は技術は当然ながら、真骨頂は動物的とさえ言える反応速度。伊藤選手の反応を持ってして長谷部選手が仕掛ける無数のサブミッショントラップを掻い潜ることは出来るのか?GTルール軽量級No. 1決定戦、まばたき厳禁です。
ZSTルール フェザー級 5分2ラウンド
木下尚祐(和術慧舟會GODS)vs 安富北斗(リバーサルジム新宿Me,We)
21歳で空道全日本制覇を成した安富選手がZST参戦。空道とは「空手を源流に持つ、顔面攻撃・投げ技・寝技が認められる総合格闘技」との事です。他の打撃系競技よりも現代MMAへの対応力が高いでしょう。「まずはパウンドなしのKOKルールで」ということも出来たはずですが、デビュー戦からいきなりパウンド有りのZSTルールを選ぶあたり自信が見て取れますね。安富選手が華々しい勝利をあげてニューヒーロー誕生か?木下選手が意地を見せてMMAの厳しさを教えるのか?
他のフェザー級ファイターたち、噛みつく準備はオッケーですか?( ͡° ͜ʖ ͡°)
ZSTルール 63kg以下契約 5分2ラウンド
直斗(総合格闘技宇留野道場) vs 原口央(BRAVE GYM)
清水兄弟の三男、直斗選手は直近3戦では2勝1敗と好成績。個人的にはフェザー級は少し重いのでは?と思っていたので(かと言ってバンタムはキツいんだろうなぁ)63キロ級が最も実力が発揮出来るラインだと思います。
対する原口選手はプロ3戦無敗でテイクダウンの猛烈なアタックが持ち味の選手。パウンドも精度は高い。
気持ちの強い両者なので、この試合は最終ラウンドまでもつれ込む熱闘になるのでは?と読んでいます。
KOKルール フライ級 5分2ラウンド
小林優(パラエストラ吉祥寺)vs 長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
昨年末の新体制ZSTの1発目でノンストップのKOKルールの試合を見せてくれた長野選手に今回も注目です。サブミッションアタックの回数が多い事はもちろんのこと、ボディパウンドを有効に使えていてルールへの順応度が高いと感じました。小林選手はスタンドでの攻防がご所望かと思いますが、バックコントロールとチョークの切れ味もかなり鋭いので、寝技の展開になっても目まぐるしくなりそうです。
勝村P!長野選手発案のKOKルールのフライ級トーナメント、面白そうなのでやりましょうよ〜(´ー`)
ZSTルール バンタム級 5分2ラウンド
二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)vs 諏訪部哲平(和術慧舟會駿河道場)
昨年末のGTルール戦ではドローだった試合。熱が冷める前にZSTルールで再戦を組むのはわかりやすくて良いです。寝技で大きな差がつかなかった両者なので、スタンドの打撃とパウンドがカギとなりますね。今回は完全決着、しかも1Rでの衝撃決着を期待します。
勝っても負けても試合後にもスーツとサングラスで会場をうろつくプロ根性全開の諏訪部選手に、皆さん是非とも握手をお求めください(^_^)はにかんでくれますよ!
ZSTルール フェザー級 5分2ラウンド
小川将貴(ピロクテテス新潟)vs 古根川充(U-FILE CAMP登戸)
攻守にバランスの取れた古根川選手と角刈りキャラが定着してきた小川選手の一戦。ここで勝ってフェザー級の上位陣に対戦アピールして盛り上げて欲しいです。
そして僭越ながら上田から1つだけアドバイスさせて頂きたい。
運営側からの圧力とは言え、髪型での安易なキャラ確立はその呪縛が思ったより厄介なので、よく考えるべきですよ!!(´-`)(笑)
ZSTルール バンタム級 5分2ラウンド
上田直毅(パラエストラ東京) vs 若林康弘(SAI-GYM)
「インスタアカウントを消した大学生」こと上田直毅の今年を占う初戦はかつてGTルールで引き分けた若林選手。こちらも完全決着戦。そろそろ戦績的にも若手の枠じゃ無くなってきてるから、明確な目標を掲げて物語を作ってほしい。若林選手は北陸魂でバチッと足関節極めに行って欲しいですね。あと入場曲好きなので変えないでくださいね!( ^ω^ )
RXルール ライト級 10分1ラウンド
伊藤健一(フリー) vs 飯塚優(HEAT-UP)
旧リングスルールを元にしたRXルールが見られるのはZSTだけ!!
伊藤社長、ZSTのリングは5年半ぶりという事で、当時のファンは嬉しいんじゃないでしょうか。対する飯塚選手はプロレスラーで、元々リングスの大ファンとの情報有り。このルールの魅力を2人に存分に引き出してもらいたいですね。ロープエスケープを見たい!
GTタッグルール 合計体重150kg 10分1ラウンド
高須将大 & 柴崎弘道(ストライプル茨城)vs 高本裕和 & 渋谷カズキ(高本道場)
不屈のブルファイター高須選手、手術からの復帰第1戦はGTタッグ。もう試合出来るんですか!?本当に凄い!生命力を感じます。パートナーの柴崎選手もBJJ紫帯の実力者。
対戦するのは高本道場の師弟コンビ。RIZINのレフェリーなどでご存知高本選手はBJJ黒帯で全日本マスター王者、すなわち寝技が日本一強いおじさん!さらに柔道は6段(紅白帯)で全日本マスター王者、アジアマスター王者、サンボも全日本王者。もう訳がわからない強さ。
パートナーの渋谷選手は本職はMMAファイターだが、グラップリングマッチではここ2戦連続でBJJ黒帯からタップアウトを奪っているブラックベルトハンター。しかし着目したいのは合計150キロというルールです。この4名の中で渋谷選手だけがMMAでは普段はフライ級(56.7キロ)と抜きん出て軽いため、おそらく集中的に狙われる事となるでしょう。単騎での戦闘力は高本選手が圧倒的と見られますが、もしパートナーの渋谷選手を早々に脱落した場合、相手2人が交互に休みながら出てくる展開に。(タッチは無制限!!)どちらが先に出るかも展開を左右するので、まずは先発メンバーに注目ですね!高須選手と日本トップの柔術家が対峙するのは絵になるだろうなぁ〜^_^
そして実はこのカード、「高本選手はこういうの出てくれないだろうなぁ、、真剣勝負とはいえ、タッグマッチなんてBJJにはないし、、、」とダメ元で話を振ったら、意外にもノリノリでオッケーが(笑)達人高本選手は堅そうに見えて意外と出たがりという事が判明しました!
全試合注目のZST.67ですが、KOKルールやRXルール、GTルールなどバイオレンス性の低いルールが多いので初心者の方に特に見てもらいたいラインナップとなっております。
観戦未経験の方はZSTで格闘技観戦デビューがオススメですよ^_^