'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

1/26(日)「ZST.67」大荒れ?記者会見!!
2020/01/07

 1月26日(日)東京・新宿FACEで開催される『ZST.67』の記者会見が1月5日(日)都内にて行われ、主要出場選手が意気込みを語った。

 会見に出席した勝村周一朗プロデューサーは、既報のマッチメイクについて「今までのZSTの中心選手に出てもらい、今までのZSTの流れを汲みながらもルールや階級などを考えて新しいZSTの方向性を示すカードにしました」と説明し、選手を呼び込んだ。

 まずは、ヒジ打ちありのZST特別ルール、ライト級(1ポンドオーバーも可)、5分2R制で対戦する前ZSTライト級王者・平信一(綱島柔術)と前THE OUTSIDER 70-75kg王者・佐野哲也(チームSOS)が登壇。

 この一戦について勝村プロデューサーは「以前にZSTとOUTSIDERは双方のリングで対抗戦をやっていて、この一戦は対抗戦最終章になるのかなと。当時から佐野選手は対抗戦に思い入れがあり、そのために佐野選手はZSTに参戦してきた経緯があります」とカード決定の経緯を語った。

 佐野は「今回、ずっと対戦を希望していた平選手との試合が決まりました。ただ、平選手の希望でヒジありルールになりましたが、平選手は前戦、前々戦はパンクラスに出られていたのでヒジありルールにしたいのかなと僕は感じました。ひょっとしてZST愛が薄れていませんか? 僕はもう返上してしまいましたが、OUTSIDERのチャンピオンとしてOUTSIDERの選手のみんなの気持ちの分を背負って勝ちたい。どんな形であれ、全力を尽くして勝ちます」と勝利宣言。

 これを受けて、なぜか上半身裸で会見に臨んだ平は「佐野の大胸筋にヒジ打ち」と謎の一言コメント。記者から「元OUTSIDERのチャンピオンとやることに思い入れは?」と聞かれると「特にないですね。大胸筋にヒジ打ち」とだけ答え、佐野の「ZST愛が薄れていませんか?」の問いかけには「大胸筋にヒジ打ちをする。それがZST!」と独自の理論を展開した。

 平の印象を聞かれた佐野は「何を言っているか分からないキャラクターですが、試合の方は愚直に自分のやることをやるタイプ。藤巻(優)戦(2016年11月27日ZST.54)では藤巻選手が勝つと思っていたら、最後は攻めを耐え切った平選手がパウンドアウトして勝ちました。決して諦めない、戦いがいのある選手」と熱く語った。

 すると、ここで静かに怒り口調となった平は「佐野、俺は怒っているんだよ。なぜかわかるか? 2016年5月7日に何があった!? 佐野の結婚式に呼ばれてねえぞ!  呼ばれても行かねえけど」と4年前に佐野の結婚式に招待されなかったことに不満を爆発させる。戸惑いを見せる佐野に対し、勝村プロデューサーは「僕も結婚式に呼ばれていないです(苦笑)。ぜひ2人の想いを試合でぶつけてもらえればいいと思います。じゃあもう帰ってください」といい、会見は終了した。

 続いて登壇したのは、ZSTルール、バンタム級の5分2R制で対戦する第4代ZSTフライ級王者・竿本樹生(BRAVE GYM)と“ZSTの仮面ライダー”こと清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)。

「竿本選手は以前からRIZINに出たいと表明していて、ZSTとしても後押ししたい。RIZINは軽い階級が組まれたり組まれなかったりなので、フライ級を待っていてもしょうがない。上の階級でも出来るんだぞという本人の気持ちもありますし、上の階級でも通用することを証明して大きな舞台に繋げていただきたい。対するライダーは昨年12月にKOKルールで(萩原一貴に)一本勝ちしていてバンタム級でも改造人間ばりにパワーがあるので面白い戦いになると思います。3連勝しているライダーが意地を見せられるか。どちらの選手にとっても、今年を占う大事な一戦になるでしょう」(勝村P)。

 昨年12月5日のDEEPに続いて階級を上げての一戦となる竿本は「DEEPでのバンタム級での試合は問題なくできました。試合が終わってすぐにZSTからオファーをもらって、最初は清水三兄弟の長男、俊一選手だと思って『やります』と答えたのですが、しばらくして見返したら、次男の俊裕選手で、あれ、そっちか!?と(苦笑)。勘違いしてオファーを受けましたが、大丈夫な相手かなと。試合では可哀そうですけど、思いっきりブッ飛ばして連勝を10連勝に伸ばしたい」と余裕のコメント。

 対する清水は「今回対戦する怪人は、今までZSTで数々の選手を倒してチャンピオンとなり、DEEPでも一階級上げたなかで勝利をしているのでパワーのある選手だ。その“ウェイクアップ”怪人とライダーは戦う。だが、その(竿本の連勝している)流れをライダーが止めてやる!。ライダーは階級が下の選手に負けるわけにはいかない」とライダー口調で意気込みを語る。しかし、勝村プロデューサーの突っ込みで、“ウェイクアップ”は“ウェイトアップ”の言い間違いだったことが発覚し、会見場にいた選手、関係者から笑いが起こった。

 今年の目標を聞かれると、竿本は「12月29日のBellator JAPANは会場でいましたが、31日のRIZINは携帯で見ていたのですが、やはりスーパーアリーナで試合をしたい」とRIZIN出場を改めて熱望。対する清水は「勢いよく止まらずに行きたい。とにかくZSTのチャンピオンになるのが目標。まだ強い選手もいっぱいいるけど、自分が勝たないと何もできない。ライダーとして勝つことが目標」と連勝を目指していきたいとした。

 会見最後に登壇したのは、GT(グラップリング)ルール、59kg以下契約の7分1Rで対戦する伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム) vs 長谷部悠(リバーサルジム新宿Me,We)。

 勝村プロデューサーは「今までにZSTではグラップリングだけの大会を開催したこともありますし、数々の名選手が好勝負を繰り広げてきました。新体制になり、グラップリングマッチについていろんな強豪選手から出たいとの声がありました。この2人ならMMAの試合に見劣りしない熱い試合を見せてくれると思います」と期待を込める。

 なお、長谷部は柔術歴10年の茶帯で、ブラジリアン柔術連盟主催のNO-GIアダルトエキスパートクラスで3連覇の実績を持つ。所属ジムの山崎剛代表から「絶対に使ってくれ」と勝村プロデューサーが推薦を受け、「昨年11月のZST合同練習会で動きを見させてもらった時に、これは面白い。ZSTでぜひ使いたいと思って声をかけさせてもらいました」という。

 会見に出席した伊藤は、「今回ZST新体制で初のナンバーシリーズの大会になり、他からも出たいという声が上がるなか、自分が“ZSTグラップリングとはこうなんだ”という試合を当日証明したいと思います」と意気込みを語る。

 対する長谷部は「いきなり本戦デビューで伊藤選手とやらせていただき、非常に嬉しく思います。僕はMMAではなく、柔術、グラップリングオンリーの選手ですが、今まで培ってきたことを出して動きのある試合をして勝ちます。たぶん、今は“長谷部って誰だよ?”という感じでしょうけど、僕の名前を憶えてもらって帰っていただきたい」と格上の伊藤狩りに自信を見せる。

 お互いの印象を聞かれると、伊藤は「合同練習でのスパーを見ていたら、みんなを極めまくっていたので試合をしてみたら面白いと思い、今回のオファーが来た時にすぐにお願いしますと答えました」といい、「柔術の選手ですが、当日はZSTらしい動きのある試合ができる思うので楽しみ」と試合が待ち遠しい様子。

 一方、長谷部は「非常に動きのある選手なので試合では凄く噛み合う展開が多く生まれると思います。バンバン動いて獲りに行く、ZSTに相応しい試合が僕ならできると思います」とした。
 
 なお、両者は練習会で手を合わせており、長谷部は「非常にやり辛さは凄くありました。伊藤選手は強くて見込み一本まではいけず、僕の思うような動きを最後まで出し切れませんでした」と控えめなコメント。伊藤は「練習会のときはお互いに探り探りで100%の実力は出していません。当日は100%同士でやれるのが楽しみです。自分はグラップリング専門の選手ではないですけど、ZST元チャンピオンなのでしっかり一本を取って実力を見せつけたい」と元王者として圧勝を予告した。

 そして今後について聞かれた伊藤は「大晦日のRIZINに出て強い選手勝つことが達成できていないので、今年は狙います。3月、8月、11月に予定しているZSTの大会でMMAの試合をして、最後に大晦日に出ることを目標にしていきたい」とRIZIN再出場をアピールしている。

 会見の最後に、勝村プロデューサーは「グラップリングの試合も増やしていきたいので、ハイレベルな試合をプロの舞台でやってみたいという選手はぜひ連絡をしていただけたら」とした。

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