'21年04月18日(日) 「ZST.70」開催!

昼夜大会・昼のメインはフライ級王者・竿本が盤石&不完全燃焼の勝利「ZST.64」大会レポート【写真追加】
2019/05/14

ZST実行委員会/株式会社ZSTインターナショナル
「ZST.64」
2019年5月11日(日)東京・新宿FACE

▼第10試合 メインイベント ZSTルール フライ級 5分2R
〇 竿本樹生(第4代ZSTフライ級王者/BRAVE GYM)
判定3-0
● 佐々木亮太(蒼天塾 あざみ野道場)

昼夜連続で行なわれる新宿FACEでの大会、昼のメインを飾るのはフライ級絶対王者にして、昨年、RIZINでも活躍する伊藤盛一郎を破り7連勝と波に乗る竿本樹生。対するはキャリア13年、28戦のベテランで寝技を得意とする佐々木。竿本が「手こずってられない」と語る通り、王者にとってはその実力を見せつけたい一戦。

1R、いきなり距離を詰める竿本。

佐々木のパンチをバックステップでかわすと、バックスピンキックも見せる。佐々木はタックルを仕掛けて寝技に持ち込もうとするも、レスリングベースの竿本はそれを潰すようにトップポジションを取るとパスガード・マウントから流れるようにバックを取る。佐々木が何とか脱出し片足タックルに行くと竿本はギロチン狙いで下になる。

ブリッジして佐々木の首を引っこ抜くように一気に極めに行く竿本だが、勢い余ってギロチンが抜け、佐々木がトップに。しかし竿本がすぐに立って上を取り返す。

2R、ミドルキックを放つ佐々木。竿本のアッパーをかわしてタックルに行くが、ここも潰されて上はとれない。下からアームロックを仕掛ける佐々木も竿本は逆に素早くバックをとる。

佐々木は何とか反転し、上からパウンドを落とす。しかし竿本は簡単に上を取り返すと再びバック。チョークから最後は十字狙いに行ったところで試合終了。判定は3-0で竿本、完勝と言える内容ながらフィニッシュはできず、王者にとっては不完全燃焼の勝利となった。

試合後マイクを持った竿本は「こんな試合をして言う資格があるか分からないですが、今8連勝していて、もう相手もいなくなってきました。今バンタム級王座決定トーナメントが行われているので、バンタム級も視野に入れてやろうかなと思っています。そして、年内に目標であるRIZINに出られるようにしたいです。これからもZSTを引っ張っていくんで、強くなって恩返ししたいです」と階級アップ、そして大舞台への進出を語った。

▼第9試合 第3代ZSTバンタム級王者決定トーナメント ZSTルール バンタム級 5分2R
〇滝田J太郎(和術慧舟會/KINGCRAFT)
判定3-0
●清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)

柏崎剛が返上したバンタム級のベルトを懸けて行なわれる王座決定トーナメント1回戦。兄・弟もMMAの舞台で活躍する清水三兄弟の次男であり、仮面ライダーをこよなく愛する清水俊裕と、これまでパンクラスを主戦場に活躍してきた46歳の大ベテラン、滝田の対決。コスプレをする派手な入場が特徴の滝田は今回も女装して鈴木亜美の「BE TOGETHER」をマイクで歌いながら登場。対する清水もいつも通り仮面ライダーのテーマと共に変身ベルトを巻いて登場。ぱっと見イロモノながら確かな実力を持つ両者、8月の決勝に進むのはどちらか。

1R、いきなり片足タックルは滝田、清水は上から滝田の片足を抱えてディフェンスし、バックを奪取。しかし滝田は腰を上げ、じわじわと清水を前に落とし上を取るとパウンドを落とす。

清水が下からタックルも滝田はがぶった状態から清水の片腕を両足で捉えるクルシフィクスの形をとる。清水は腕を抜き脱出すると逆に滝田のバックにつき、4の字クラッチをがっちり組んでチョークを狙う、滝田はこれを防ぎながら後ろへ細かいパンチを飛ばす。

2R、清水の片足タックルを切って滝田が逆にテイクダウン。しかし清水は立つとバックを取る。滝田は立って徐々に体をずらしてながら清水を前に落とすと、片足タックルから清水を倒し、亀の状態になった清水の腕を捉えまたもクルシフィクス、さらに反転して門脇チョークを狙う。しかし清水も脱出。めまぐるしく攻防が入れ変わる中試合が終了。判定は3-0で滝田に軍配。
マイクを持った滝田は「8月のバンタム級トーナメント、優勝するのはこの滝田J太郎だ!みんな見に来てね!」とした後。お決まりのパフォーマンス「1・2・3・J!」で締めた。

▼第8試合 ZSTルール 73kg以下契約 5分2R
〇佐野哲也(team SOS)
判定2-1
●マックス・ザ・ボディ(BRAVE GYM)

佐野は格闘技大会「THE OUTSIDER」出身。当初は渡部拳士郎との対戦が予定されていたが、渡部が練習中のケガにより欠場、急遽カメルーン出身のマックス・ザ・ボディとの対戦となった。

1R、互いにボディビルダーのような筋肉の両者。ガードを固めながらワンツーを狙う佐野に、マックスは左右のフックを振るっていく。

マックスの左フックが佐野の顔面をかすめるが、佐野がパンチから組み付き脇を抜けてバックへ。そのまま後ろに倒そうとするもマックスが反転し上を取る。

2R、互いに距離を測りながらパンチを狙う。佐野は1Rと同様に組みからスタンドでバックにつき、今度はテイクダウンに成功。サイドポジションからボディへヒザ、顔面へパウンドをコツコツ落とす。マックスは暴れてガードに戻すが佐野がハーフへ行ったところで終了。判定は2-1と僅差ながら佐野が勝利、接戦をモノにした。

▼第7試合 ZSTルール ライト級 5分2R
〇ベン”ザ・クイーンズガード”ブッカン(T.GRIP.TOKYO/総合格闘技津田沼道場)
判定3-0
●餅瓶太(和神会)

イギリス人のブッカンと、SWAT!から本戦出場を果たした餅瓶太。1R、まず組んでいったのはブッカン、四つから太ももへヒザを入れていく。そこから足を掛けて浴びせ倒すようにテイクダウンすると同時にマウントを取る。しかしは餅瓶太すぐに抜け出し逆に片足タックル。ブッカンはこれをがぶるとバックを取りチョークを狙う。

これが極まりそうになるも餅瓶太は何とか持ちこたえると反転して脱出。ブッカンはギロチンを狙うも餅瓶太が抜けてパウンドを落としたところでラウンド終了。

2R、すぐに組みに行くブッカン、1Rと同様に四つからテイクダウンしてバックにつくと4の字クラッチを組んでチョークを狙う。餅瓶太は立ち上がって体を揺らし、向き直ることに成功。逆転を狙ってクロスガードからパウンドを打つ。するとブッカンは三角絞めを狙う。しかし極めには至らず試合終了。判定は3-0で、グラウンドを支配したブッカンが勝利をつかんだ。

▼第6試合 ZSTルール フライ級 5分2R
〇二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)
判定3-0
●小林優(パラエストラ吉祥寺)

1R、ローを飛ばす小林に二宮はワンツー、互いにパンチで前に出て打ち合うなか、小林の左ストレートが当たり二宮がぐらつく。

しかし今度は二宮がコーナーへ詰め連打を当てる。小林はスタンドでアームドラッグからバックを狙うが二宮は向き直って脱出。

2R、二宮がワンツーから前に出て組み付く、離れると小林のミドルがヒット。しかし二宮はこの蹴り足をつかんで倒そうとする。二宮が四つ組みからロープへ押し込むと、一瞬体を引いてから脚を刈り見事なテイクダウン。しかし小林はこれを脱出する。スタンドでは小林のミドルが当たるが、二宮もワンツーで小林をぐらつかせる。試合は判定となり、3-0で二宮が勝利した。

▼第5試合 ZSTルール フェザー級 5分2R
〇原口 央(BRAVE GYM)
判定3-0
●山本空良(POD札幌)

かつてPRIDEにも参戦し、元UFC-JAPAN王者の肩書も持つプロレスラー・山本喧一の次男でもある山本と、宮田和幸の弟子である原口の対決。

1R、タックルに行く原口。山本はがぶるが、原口はコーナーへ詰めると両足を抱えてテイクダウンに成功。山本は立つが原口が再び倒す。

山本は下からオモプラッタ、足関節を仕掛けていくが原口はしっかりとディフェンスしパウンドを落とす。

2R、山本のバックスピンキックに合わせ原口がテイクダウン。山本はクロスガードから三角、十字を狙うも原口は山本を持ち上げマットに叩きつける。

山本はしつこく下から足関節を狙うが、原口はしっかりとつぶしてコツコツとパウンドを落とし試合終了。山本の寝技を防いでしっかりとトップをキープした原口が判定で勝利した。

▼第4試合 ZSTルール フェザー級 5分2R
〇小川将貴(ピロクテテス新潟)
判定2-1
●森山壱政(SONIC SQUAD)

プロ修斗にも出場し、角刈りがトレードマークの小川に対し、森山はUFCライト級王者・ハビブ・ヌルマゴメドフの弟と対戦経験があるという経歴の持ち主。

1R、パンチを振って前に出る森を、小川は組んでロープに詰める。離れると森山のジャブが何発も当たるが、小川は組みからテイクダウンに成功。だが森山のガードワークに手を焼き、その先の展開へ持ち込めない。森山の体がロープから出てスタンド再開になると、ワンツーから森山がタックルし、飛びつくようにバックにつくも、小川は抜ける。

2R、小川が組み付いてテイクダウン、森山は立つが小川はしつこく組み付いて再び寝かせる。

森山は下から足を利かせてリバーサルするとバックにつくが、小川はこれを前に落とし再び上を取る。何とか立ちたい森山は最後に上を取り返すも、小川は抱き着くようにして何もさせず試合終了。1Rは打撃で森山、2Rはグラウンドで小川という中、スプリットの判定で小川が勝利を収めた。

▼第3試合 SWAT!バウト ZSTルール ライト級 5分2R
〇上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)
レフリーストップ 2R2分52秒 ※パウンド
●西尾真輔(総合格闘技宇留野道場)

1R、タックルに行く上原を西尾ががぶって引き倒し、ギロチンを狙う。しかし上原も立ち上がると西尾の胴に組みつき回転するようにテイクダウン、サイドポジションに。西尾はブリッジで上を取り返すと再びがぶりからバックにつく。上原はこれを前に落としパウンド、再びスタンドになると西尾の振り回すようなフックに上原がバランスを崩し転倒する場面も。上原はテイクダウンに成功するが西尾がまたもブリッジで脱出する。

2R、すぐにテイクダウンは上原、トップから鉄槌を落としていく。西尾は立つも上原は再び組み付いてテイクダウン。起き上がろうとする西尾のバックに回りチョーク、さらにこれが外れるとパウンドを連打。スタミナ切れもあり、西尾の動きが止まったところでレフリーが試合をストップ。TKOで上原が勝利した。

▼第2試合 SWAT!バウト ZSTルール ストロー級 5分2R
〇北野一声(SONIC SQUAD)
KO 1R57秒 
●川元啓吾(リバーサルジム東京スタンドアウト)

開始後すぐに北野がハイキックからパンチを連打し、ヒザも打ち込んでいく。川元は首を抱えて投げを狙うも北野はこれを抜けて再びパンチ連打。川元が防戦一方となったところでガードの隙間にアッパーなど連打を打ち込み、ダウンを奪ったところでレフリーがストップ。北野の秒殺勝利となった。

▼第1試合 SWAT!バウト ZSTルール フェザー級 5分2R
〇青柳克明(総合格闘技宇留野道場TAIWAN)
レフリーストップ 1R2分7秒 ※パウンド
●小松裕理(U-FILE CAMP登戸)

ロー、ミドル飛ばす小松、青柳のフックをかいくぐりタックルに入る。しかし青柳はこれを潰し、バックからチョーク狙い、そして上を取る。小松は下から足関節狙いも青柳は潰して上からパウンドを連打。これが何発もまともに入り、小松の動きが止まったところでレフリーがストップ。青柳がオープニングバウトをTKOで飾った。

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